【市況】明日の株式相場見通し=下値固めから自律反発、ディフェンシブ銘柄に関心
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「前日の米株式市場でNYダウ平均株価が400ドルを超える急落となり、外国為替市場でも円高・ドル安が進行したことを受け、日経平均株価は寄り付き直後に、前日比332円安まで売り込まれる場面があった。ただ、2万1000円台という心理的なフシ目を割り込まなかったこともあり、資生堂<4911>、中外製薬<4519>、花王<4452>といったディフェンシブ銘柄を中心に、徐々に買いが入る展開となった」との見方が出ていた。
3日の東京株式市場は、前日の米国株市場の急落を受けて続落。ただ、日経平均は一時300円以上下げたものの、その後は一貫して下げ渋る推移なった。日経平均株価は、前日比96円29銭安の2万1292円29銭と続落した。
日程面では、継続課金の販売・管理プラットフォームを提供するビープラッツ<4381>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほかに、2日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米3月のADP雇用統計、米3月のISM非製造業景況指数、ユーロ圏3月の消費者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)