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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):マネックスG、インソース、OLC

マネックスG <日足> 「株探」多機能チャートより
■マネックスグループ <8698>  424円  +80 円 (+23.3%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 マネックスグループ<8698>がストップ高。日本経済新聞電子版はこの日の午後1時過ぎに、「巨額の仮想通貨流出事件を起こしたコインチェック(東京・渋谷区)が支援先を募り、マネックスグループが子会社化する買収提案を提示したことが分かった」と伝えた。マネックス主導でコインチェックの再建を進める方向であり、両社が週内にも発表する見通しという。この報道を受け、マネックスの株価には買いが集まり値幅制限いっぱいまで値を上げた。

■インソース <6200>  5,180円  +510 円 (+10.9%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 2日、インソース <6200> が4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■あさひ <3333>  1,359円  +73 円 (+5.7%)  本日終値
 自転車小売り大手のあさひ<3333>が反発。同社は2日取引終了後に、19年2月期通期の単独業績予想を公表。営業利益見通しを41億2000万円(前期比20.3%増)としていることが買い安心感につながったようだ。売上高は588億7000万円(同9.8%増)を予想している。今期は既存店売上高の前期比5%増を目指すほか、14店舗(うちフランチャイズ4店舗)を新規出店する計画。海外外注先の人件費高騰や仕入れ価格の上昇が見込まれるものの、物流コストの見直しなどでカバーするとしている。

■オプトラン <6235>  3,665円  +195 円 (+5.6%)  本日終値
 オプトラン<6235>が大幅高で3日続伸。2日の取引終了後、4月に大阪大学大学院工学研究科にオプトラン共同研究講座を開設するほか、同大学のフォトニクスセンター内に研究ラボを設置し、バイオセンサーなどの共同開発を行うと発表しており、これを好感した買いが入った。今回の共同開発は、成長するバイオ市場で同社の薄膜成膜装置の新たな活用の可能性を発見するのが狙い。バイオセンサーは酵素や細胞が有する選択性に着目して特定物質からの応答を電気信号などに変換して測定するもので、この測定を安定的に行うために、大阪大学フォトニクスセンターの基礎技術に同社の薄膜成膜技術を応用し、高性能のバイオセンサー開発を目指すとしている。

■松屋 <8237>  1,570円  +67 円 (+4.5%)  本日終値
 松屋<8237>が大幅反発。2日の取引終了後に発表した3月の売上速報で、銀座店と浅草店を合わせた銀座本店の売上高が前年同月比5.3%増となり、9カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。気温の上昇により桜の開花が例年より早まったことで、食品部門の総菜や酒が好調に推移したほか、ジャケットやブラウスなどの春物の動きも良く衣料品全体で売上高が前年を上回ったことが寄与した。また、曜日回りによる土日数増のプラス要因(約2%程度)も加勢した。なお、免税売上高は化粧品、時計が牽引役となり2ケタ以上の伸びを示し銀座店の売り上げを押し上げた。

■日本商業開発 <3252>  1,763円  +63 円 (+3.7%)  本日終値
 2日、日本商業開発 <3252> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の20億円→29億円に45.0%上方修正。減益率が61.4%減→44.0%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。傘下の地主プライベートリート投資法人が運用する私募リートへの販売用不動産の売却が進んだうえ、地主リート以外の案件も適正価格で順調に売却したことが上振れの要因となった。

■インフォマート <2492>  1,101円  +36 円 (+3.4%)  本日終値
 インフォマート <2492> が全般下落相場に逆行する格好で続伸し、上場来高値を更新した。同社は国内最大級のBtoB(企業間電子商取引)プラットフォームを運営する。足元では飲食業界向け受発注、規格書プラットフォームのほか、電子化普及で成長中の請求書プラットフォームの契約企業数が伸びている。直近では3月30日に「BtoB プラットフォーム 請求書」の利用企業数が18万社を突破したことを明らかにした。サービス開始から3年での到達で、今後は18年内に利用企業数30万社を目指す。18年12月期はプラットフォーム利用企業の増加で月額システム使用料が拡大する一方、システム開発投資が減少し、経常利益は前期比42.8%増の25億円と3期ぶりに過去最高益を更新する見通しだ。

■パーク24 <4666>  2,919円  +78 円 (+2.8%)  本日終値
 パーク24<4666>が年初来高値を更新。午後1時30分ごろ、トヨタ自動車<7203>と東京都内におけるカーシェアリングサービスで業務提携を開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の提携は、新たなモビリティーサービスを実現するための連携を検討するのが狙いで、パーク24のカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」の対象車両にトヨタの通信型ドライブレコーダー「TransLog」や、両社のカーシェアリング機器を搭載し、ここから得られた情報をトヨタのモビリティサービスプラットフォーム(MSPF)の構築・機能拡充につなげるという。また、両社のノウハウを生かしながら、将来のモビリティーサービスや、車載端末・システム開発に向けてトヨタとパーク24で検証を行うとしており、車両の安全性向上や車両メンテナンスの効率化・無人化の推進などを目指す方針だ。

■オリエンタルランド <4661>  10,825円  +250 円 (+2.4%)  本日終値
 オリエンタルランド<4661>が反発。2日取引終了後に発表した2017年度の東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーの2パーク合計の入園者数が、前期比0.3%増の3010万人となり3期ぶりに前年を上回ったことが好感された。2017年度は、東京ディズニーシーの新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」や夏のスペシャルイベント「ディズニー・パイレーツ・サマー」、東京ディズニーランドの新キャッスルプロジェクション「ディズニー・ギフト・オブ・クリスマス」などが好評だった。

■しまむら <8227>  13,580円  +210 円 (+1.6%)  本日終値
 2日、しまむら <8227> が決算を発表。18年2月期の連結経常利益は前の期比12.3%減の439億円になったものの、続く19年2月期は前期比18.4%増の520億円にV字回復し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は主力の「しまむら」事業で都市部を中心に40店舗の新規出店を計画。グループ全体では97店舗の純増を見込む。また、プライベートブランド商品「クロッシー」の拡充などを通じ、採算向上を図る。併せて、前期の年間配当を230円→240円(前の期は230円)に増額し、今期も240円を継続する方針としたことも支援材料となった。

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