【特集】セルフレジ関連が物色人気本番 人手不足を背景に有力テーマ化<注目テーマ>
ヴィンクス <日足> 「株探」多機能チャートより
1 5G
2 人工知能
3 量子コンピューター
4 セルフレジ
5 ホームドア
6 全固体電池
7 半導体製造装置
8 パワー半導体
9 ICタグ
10 仮想通貨
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「セルフレジ」が4位となっている。
客が商品のバーコードを自分でレジに読み取らせて支払いを行うもので、企業側にすれば精算時間の短縮化や従業員の業務効率化につながる。実際には店員がバーコードの読み取りまでを行い客は支払いのみを行うものや、客が商品の入ったかごをレジに置くだけで清算されるなどIT化が進んでいるものもある。電子タグ(RFID)など、電波を用いてタグのデータを非接触で読み書きする技術開発も進んでいる。
流通業界でも人手不足の問題は深刻化しており、これを背景に普及が進んでいる。セルフレジ関連はここにきて人気化の経緯をたどる銘柄が増えている。
前週に、国内大手ドラッグストアが2025年までにすべての店舗で無人レジを導入する方針が伝わったことが、同テーマの関連銘柄の株価を改めて刺激する格好となった。無人店舗向けレジ技術に注力しているヴィンクス<3784>は前週末9日に続き、値幅制限上限でカイ気配に張りつく人気となっている。今後、人工知能(AI)などの活用も背景に利便性が高まれば、市場拡大に勢いがつく可能性があり、物色の範囲も広がりをみせそうだ。
このほか、サインポスト<3996>、IDEC<6652>のほか、サトーホールディングス<6287>、アルファクス・フード・システム<3814>、オプトエレクトロニクス<6664>などが注目される。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)