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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):住友鉱、光通信、東芝テック

住友鉱 <日足> 「株探」多機能チャートより
■住友金属鉱山 <5713>  4,883円  +113 円 (+2.4%)  本日終値
 住友金属鉱山<5713>が続伸。岩井コスモ証券は13日、同社株の投資判断を「B+」から「A」に引き上げた。目標株価は5700円(従来5100円)に見直した。同社は8日の決算発表で堅調な非鉄市況を背景に、18年3月期の連結業営業利益予想を従来の890億円から1030億円に増額修正した。また、期末配当予想も59円(従来40円)に増配することを明らかにした。同証券では、「市況上昇と販売数量の増加で収益拡大は続く見通し」とし、投資判断を引き上げた。18年3月期の同利益は1050億円と上振れを予想、19年3月期は同1200億円を見込んでいる。

■光通信 <9435>  14,930円  +300 円 (+2.1%)  本日終値
 光通信<9435>が高い。この日正午ごろ、上限を25万株(発行済み株数の0.54%)、または30億円とする自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入った。取得期間は2月15日から3月30日までで、機動的な資本政策を遂行し、株主への一層の利益還元を推進するのが目的としている。同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)連結決算は、売上高3111億5200万円(前年同期比0.8%減)、営業利益362億7700万円(同23.8%増)、純利益273億8400万円(同14.0%減)だった。法人顧客の契約数が伸びたことで、将来の安定した収益源となるストック利益が増加。自社商材の販売好調に伴い販売活動にかかる費用も増加したが、これを吸収して増益を確保した。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高は4000億円(前期比6.7%減)、営業利益は465億円(同11.9%増)の従来見通しを据え置いたが、純利益は300億円から320億円(同18.0%減)へ上方修正した。法人所得税費用の減少が要因としている。

■フジ住宅 <8860>  828円  +15 円 (+1.9%)  本日終値
 13日、フジ住宅 <8860> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.95%にあたる70万株(金額で6億1600万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月15日から4月14日まで。

■東芝テック <6588>  624円  +11 円 (+1.8%)  本日終値
 東芝テック<6588>が高い。午後1時ごろに発表した第3四半期累計(17年4~12月)連結決算が、売上高3719億3300万円(前年同期比2.0%増)、営業利益172億2300万円(同64.2%増)、純利益117億6600万円(同2.4倍)と大幅増益だったことが好感された。大手顧客向けを中心に国内POSシステムが好調に推移したことに加えて、米州や中国向けが好調だった海外市場向け複合機が堅調に推移したことが業績を牽引した。また、国内市場向けPOSシステムの機種構成の改善による粗利益の増加や販管費の減少なども寄与した。なお、18年3月期業績予想は、売上高は5050億円(同1.5%増)、営業利益は200億円(同36.5%増)の従来見通しを据え置いた。純利益は子会社株式売却益の計上や、米国の税制改正に伴い繰延税金資産および負債の取り崩しがあったことなどで法人税が予想に比べて減少する見込みであることから、90億円から125億円(前期比61.1%増)へ上方修正した。

■リニカル <2183>  1,255円  -260 円 (-17.2%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 13日に決算を発表。「今期経常を一転17%減益に下方修正」が嫌気された。
 リニカル <2183> が2月13日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.1%減の13.3億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の23.4億円→17.1億円(前期は20.7億円)に26.9%下方修正し、一転して17.5%減益見通しとなった。
  ⇒⇒リニカルの詳しい業績推移表を見る

■トリドール <3397>  3,145円  -420 円 (-11.8%)  本日終値
 13日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)税引き前が13%減益で着地・10-12月期も45%減益」が嫌気された。
 トリドールホールディングス <3397> が2月13日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比12.6%減の60.9億円に減り、通期計画の89.9億円に対する進捗率は67.7%にとどまり、3年平均の87.9%も下回った。
  ⇒⇒トリドールの詳しい業績推移表を見る

■日本信号 <6741>  932円  -115 円 (-11.0%)  本日終値
 日本信号<6741>が急落し昨年来安値を更新した。13日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を880億円から840億円(前期比2.3%増)へ、営業利益を60億円から21億円(同50.8%減)へ、純利益を45億円から20億円(同42.9%減)へ下方修正したことが嫌気された。当初予定していた案件の立ち上がりの遅れで売上高が計画を下回る見通しであるほか、交通運輸インフラセグメントの一部案件で想定を超える初期的な開発費が発生したことなどが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高469億5200万円(前年同期比4.2%増)、営業損益20億1600万円の赤字(前年同期11億1900万円の赤字)、最終損益18億300万円の赤字(同8億6600万円の赤字)だった。

■日信工業 <7230>  1,685円  -204 円 (-10.8%)  本日終値
 13日に決算を発表。「今期税引き前を一転赤字に下方修正」が嫌気された。
 日信工業 <7230> が2月13日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前損益は37.3億円の赤字(前年同期は105億円の黒字)に転落した。併せて、通期の同損益を従来予想の130億円の黒字→10億円の赤字(前期は128億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
  ⇒⇒日信工業の詳しい業績推移表を見る

■スミダコーポレーション <6817>  1,560円  -155 円 (-9.0%)  本日終値
 13日に決算を発表。「今期税引き前は5%減益、前期配当増額も今期減配」が嫌気された。
 スミダコーポレーション <6817> が2月13日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年12月期の連結税引き前利益は前の期比4.2%増の56.9億円に伸びたが、18年12月期は前期比5.2%減の54億円に減る見通しとなった。同時に、前期の年間配当を24円→45円(前の期は34円)に増額し、今期は前期比9円減の36円に減配する方針とした。
  ⇒⇒スミダコーポレーションの詳しい業績推移表を見る

■福井コン <9790>  2,204円  -202 円 (-8.4%)  本日終値
 福井コンピュータホールディングス<9790>が急落。株価は一時、前日に比べ10.6%安に売られ昨年来安値を更新した。大和証券は13日、同社株の投資判断を「1(買い)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き下げた。目標株価は4400円から3100円に見直した。第3四半期累計の営業利益は28億600万円(前年同期比24%増)と堅調で18年3月通期の業績予想(31億5000万円)に対する進捗率は89%と想定を上回って推移している。同証券では、今期営業利益は35億8000万円へ上振れすると予想している。ただ、「i―Construction」対応の測量・土木の鈍化により、測量・土木CADは減益となった。足もとの測量、・土木CADの回復感が乏しいことなどでを警戒しレーティングを見直している。

■日本モーゲージサービス <7192>  2,898円  +500 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 13日、日本モーゲージサービス <7192> [東証2]が3月8日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表しており、株式流動性の向上や投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に、18年3月期の連結経常利益を従来予想の6.5億円→7.4億円に13.8%上方修正。減益率が17.1%減→5.6%減に縮小する見通しとなった。拠点拡大効果などで新規住宅取得者向けのフラット35融資実行件数が想定より伸びる。住宅瑕疵保険の好調も上振れに貢献する。併せて、今期の期末一括配当を従来計画の20円→8円に修正した。年間配当は実質20.0%の増額となる。また、株主優待制度を新設することも明らかにした。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。また、1500株以上を保有する株主には子会社が運営する宿泊施設「class vesso 蓼科」「class vesso 西軽井沢」「SHARES ラグーナ蒲郡」の優待宿泊券を追加で贈呈する。

■ハーバー研究所 <4925>  6,150円  +1,000 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値
 ハーバー研究所 <4925> [JQ] がストップ高に買われている。13日に発表した18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比47.8%増の14.9億円に拡大して着地したことが買い材料視された。同社は自然派化粧品の製造販売を手掛ける。4-12月期は主力の基礎化粧品の販売が大きく伸びた。地域ごとの広告戦略の最適化やテレビCM効果などで新規顧客が増加したほか、訪日外国人客向け販売も好調だった。

■鈴木 <6785>  1,149円  +150 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値
 鈴木 <6785> がストップ高買い気配。13日に発表した18年6月期上期(7-12月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の14.2億円に急拡大し、従来予想の11億円を上回って着地したことが買い材料視された。スマートフォン向けコネクター用部品の販売が中国などで想定以上に伸びたほか、自動車向けも好調だったことが寄与。中国子会社では商品構成の切り替えが進み、単月で黒字化を実現した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の17.8億円→20.9億円に17.3%上方修正。増益率が6.4%増→24.8%増に拡大し、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

●ストップ高銘柄
 日本モーゲージサービス <7192>  2,898円  +500 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 インタースペース <2122>  1,425円  -400 円 (-21.9%) ストップ安   本日終値
 ラクオリア創薬 <4579>  1,825円  -500 円 (-21.5%) ストップ安   本日終値
 ビリングシステム <3623>  4,210円  -1,000 円 (-19.2%) ストップ安   本日終値
 ワイエスフード <3358>  342円  -80 円 (-19.0%) ストップ安   本日終値
 ホットリンク <3680>  661円  -150 円 (-18.5%) ストップ安   本日終値
 など、10銘柄

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