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【材料】大同工業---3Qも増収増益、国内、アジア、南米、欧州と幅広く好調に推移

大同工 <日足> 「株探」多機能チャートより

大同工業<6373>は31日、2018年3月期第3四半期(2017年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.1%増の342.04億円、営業利益が同1.2%増の21.99億円、経常利益が同4.2%増の26.64億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同11.5%増の16.20億円となった。

国内は、前年同期において熊本地震の影響などにより、完成車メーカー向け二輪車用チェーン、アルミリムの受注が低調だったが、前期の後半より受注が回復基調となるとともに、二輪車用アルミリムにおいては新機種を獲得できたこと、二輪車用チェーンにおいては欧州補修市場向けの受注が好調であったこと、さらに産業機械用チェーンにおいて建機やエスカレーター用等の受注が好調に推移し、売上高は前年同期を上回った。

アジアは、アセアン諸国において二輪車用チェーンの受注が完成車メーカー向け及び補修市場向けともに好調に推移し、中国においては、日系自動車メーカーの増産を背景に四輪車用チェーンの受注が好調に推移し、売上高は前年同期を上回った。

北米は、四輪車用チェーンにおいて、前年同期の新規の立ち上げ後の一服感もあり、売上高は前年同期を下回った。

南米は、産業用・農業用チェーンの受注が新規案件獲得に向けた施策の展開により好調に推移するとともに、二輪車用チェーンにおいて完成車メーカー向けの受注が好調に推移し、売上高は前年同期を上回った。

欧州は、完成車メーカー向けの二輪車用チェーン及びアルミリムの受注が好調に推移し、補修市場向けにおいても付加価値の高い二輪車用チェーンの受注が好調に推移したことから、売上高は前年同期を上回った。
2018年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.6%増の469.00億円、営業利益が同8.6%増の28.00億円、経常利益が同8.5%減の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.7%増の19.00億円とする期初計画を据え置いている。

《MW》

 提供:フィスコ

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