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【市況】日経平均は4営業日ぶりに反落、円高やハイテク株が重しに/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は4営業日ぶりに反落。23日の米国市場は連邦政府機関の閉鎖が回避されたことが好感されるものの、ダボス会議の動向や主要企業決算を見極めたいとの思惑も広がり、上値の重い展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の24010円となり、これにさや寄せする格好から、売りが先行した。その後は円相場が1ドル109円台と円高に振れて推移するなか、ハイテク株などを中心とした利益確定の流れにより、24000円を挟んでのこう着が続いた。

大引けの日経平均は前日比183.37円安の23940.78円となった。東証1部の売買高は15億2356万株、売買代金は2兆9404億円だった。業種別では電気機器、銀行、機械、ガラス土石、その他金融、その他製品が軟調。半面、不動産、電力ガス、海運、パルプ紙、陸運がしっかり。

個別では任天堂<7974>が9営業日ぶりに反落。ソニー<6758>は米系証券による格下げを受けて利益確定の流れが強まり、5%を超える下げとなった。安川電<6506>は決算でサプライズがなかったことから、利食いの流れとなる中、ファナック<6954>への利食いにも波及する格好。東エレク<8035>、村田製<6981>、キーエンス<6861>、日本電産<6594>など、ハイテク株を中心に利益確定の流れとなった。
《TM》

 提供:フィスコ

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