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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ニトリHD、三井不、DMP

三井不 <日足> 「株探」多機能チャートより
■新川 <6274>  1,617円  +288 円 (+21.7%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 新川 <6274> が急反騰し、昨年来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が23日付で同社の投資判断「Buy(買い)」、目標株価2100円に新規設定したことが買い材料視された。リポートでは、半導体製造装置市場の拡大とボンディング装置の競争力向上による受注機会の拡大などで、19年3月期以降の業績は長期低迷局面を脱出すると予想。GPUやCPUなどを実装するフリップチップボンダの需要本格化で、関連装置業界のトップグループへの返り咲きを先取りするタイミングが来たと評価している。

■DMP <3652>  12,190円  +1,380 円 (+12.8%)  本日終値
 23日、東証が24日売買分からディジタルメディアプロフェッショナル <3652> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが買い材料。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■ニチバン <4218>  3,380円  +380 円 (+12.7%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 ニチバン<4218>が急伸、上場来高値を更新した。SMBC日興証券が23日付で、投資評価を新規に「1」、目標株価3850円でカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同証券では、メディカル事業(ヘルスケア)における高収益製品の生産能力というボトルネックが解消され、プロモーションの積極化による成長加速の準備が整ったことや、採算性重視の営業戦略と新規分野の開拓によりテープ事業の収益下振れリスクが軽減したことに注目。今後はメディカル事業の成長性を織り込む形でバリュエーション拡大が起きると見込む。なお、18年3月期営業利益は会社計画の43億円に対して45億3000万円を予想。また、19年3月期は同48億円、20年3月期は同53億8000万円を見込んでいる。

■ミルボン <4919>  3,900円  +195 円 (+5.3%)  本日終値
 ミルボン<4919>が大幅高。大和証券は23日、同社株の投資判断を新規「2(アウトパフォーム)」でカバレッジを開始した。目標株価は4330円とした。同社は美容室専売ヘア化粧品の国内トップメーカーで、高い営業力と製品開発力を背景に着実にシェアを拡大させている。今後は、「店舗販売の普及」や「海外成長」「スキンケア化粧品事業の立ち上げ」が成長ドライバーになり、業績拡大が可能とみている。17年12月期の連結営業利益は57億9000万円(会社予想55億5000万円)、18年12月期は同59億円、19年3月期は同63億1000万円への業績拡大を見込んでいる。

■メニコン <7780>  3,185円  +130 円 (+4.3%)  本日終値
 メニコン<7780>が大幅続伸。23日の取引終了後、動物眼科医療を専門に眼科機器やサプリメントを販売する子会社メニワンが、犬や猫の関節の健康維持を期待したサプリメント「関節やわらぎ酵母」を22日に発売したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。「関節やわらぎ酵母」は、主成分に酒酵母とラクトフェリンを含んでおり、酒酵母に含まれるSAM-eの抗酸化作用や抗炎症作用により関節の健康維持が期待できるサプリメント。関節疾患を有する犬猫に30日間、本製品を経口投与した結果、40~50%の犬猫の症状が改善された臨床結果も得られたとあり、関節の健康維持効果が期待できるとしている。

■アトラエ <6194>  10,800円  +370 円 (+3.6%)  本日終値
 アトラエ<6194>が4日続伸と上値追い局面入り。同社は成功報酬型求人メディア「Green」など転職者向け求人サイトを運営するが、企業の求人需要の高さを背景に業績絶好調、18年9月期営業利益は前期比19%増の6億6500万円予想と前期の43%増益に続き2ケタ増益を確保する見通し。ビジネスマッチングアプリ「yenta」など、人工知能(AI)やビッグデータ解析技術を活用した求職者と企業のマッチングで他社との差別化を図る。安倍政権が掲げる「働き方改革」に乗るほか、AI関連の一角としても魅力を内包している。

■ベル24HD <6183>  1,550円  +49 円 (+3.3%)  本日終値
 ベルシステム24ホールディングス<6183>が反発。SMBC日興証券は23日、同社株の投資評価「1」を継続するとともに、目標株価を1600円から1800円に引き上げた。18年2月期第3四半期(17年3~11月)累計の連結純利益は前期比22%増の65億1200万円だったが、「粗利率の改善が確認されたポジティブな決算だった」と指摘。改正労働契約法対応も相まってコールセンター需要も拡大している。18年2月期の連結営業利益は96億円(会社予想93億円)、19年2月期は同108億円を予想。来期に向けた利益率改善期待は株価に織り込まれていない、とみている。

■ニトリホールディングス <9843>  17,325円  +500 円 (+3.0%)  本日終値
 ニトリホールディングス<9843>が反発。23日の取引終了後に発表した1月度(17年12月21日~18年1月20日)の国内売上高で、既存店売上高が前年同月比6.7%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。吸湿発熱素材を使用した機能性寝具「Nウォーム」シリーズが引き続き好調に推移したほか、カーテン、調理用品や台所整理用品などのキッチン・ダイニング用品の売り上げが伸長した。また、家具では商品のバリエーションを増やしている自社開発マットレス「Nスリープ」が引き続き好調に推移した。なお、全店売上高は同12.7%増だった。

■三井不動産 <8801>  2,964円  +53 円 (+1.8%)  本日終値
 不動産株が連日の人気化。三井不動産<8801>と住友不動産<8830>、東京建物<8804>、三菱地所<8802>はともに4日続伸した。「脱デフレ」に向けた期待感からの買いが流入。23日に日銀が発表した「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」では、物価の認識を上方修正した。26日発表の全国消費者物価指数(CPI)の結果次第では、脱デフレ期待が一段と強まるとの期待も出ている。

■DACHD <6534>  2,361円  +41 円 (+1.8%)  本日終値
 D.A.コンソーシアムホールディングス<6534>が反発。SMBC日興証券は23日、同社株の投資評価を新規「1」でカバレッジを開始した。目標株価は3040円としている。今後のインターネット広告市場で同社の競争力が高まっていくと予想している。同社を評価する要因としては「高い広告運用力」に加え「ブランド毀損リスクなどデジタル広告特有問題への対応力の条件を満たしている上、すでに博報堂DYグループなどの総合代理店を通してブランド広告主からの広告予算を取り扱っていることから同社はブランド広告主と獲得型広告主双方からの広告予算を獲得できるポジションにいる」ことを挙げている。

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