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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):ラクオリア創薬、レオン自機、fonfunなど

ラクオリア <日足> 「株探」多機能チャートより

ラクオリア創薬<4579>:2567円(+325円)
急反発。導出先のAskAtが次世代選択的シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)阻害薬(RQ-00317076/AAT-076)の疼痛を対象としたIND申請について、中国国家食品医薬品監督管理局(CFDA)より承認されたと発表している。これにより同社はAskAtより一時金を受領する。また、同社は今後AskAtがCOX-2阻害薬より得られる収益に対して一定料率のロイヤルティを受領する権利を有している。

レオン自機<6272>:2262円(+251円)
大幅続伸。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を新規に「買い」として、コンビクション・リストに採用している。目標株価は2600円としているようだ。食品製造業が付加価値の低さや労働集約的業態から利益の構造的限界にあること、他の製造業と比較して自動化率が低位に留まっていることなどから、食品産業の自動化には勝機があると判断しているもよう。食品製造業における構造変化の恩恵を享受する最優良銘柄と同社を位置づけているもよう。


fonfun<2323>:566円(+59円)
一時590円まで急伸。ボードウォークが運営するケータイ電子チケットサービス「ticket board」に子会社であるFunFusionの「らくらくナンバー」が採用されたと発表している。有名アーティストのツアー予約受付において、新聞広告やポスター等の紙媒体、またラジオ CMやテレビCMから専用のWEB予約ページ「ticket board」へ「らくらくナンバー」がダイレクト誘導する。


楽天<4755>:1011円(-21円)
続落で昨年来安値を更新。野村證券では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も1470円から1230円に引き下げている。携帯電話事業への参入で事業環境の不透明性が高まっており、今後の成否を見極める状況下でTOPIXを上回るパフォーマンスは想定しにくいとの判断。業績は19.12期後半から22.12期前後にかけて減価償却費などの増加で悪化、ボトムアウトのタイミングはEBITDAベースで22.12期以降と予想。


ワークマン<7564>:4075円(+155円)
続伸して昨年来高値更新。昨年12月度の月次売上高速報(前年比)を発表している。既存店売上高は前年同月比12.6%増(11月は同3.4%増)となった。客数は同13.1%増(同2.8%増)、客単価は同0.5%減(同0.6%増)だった。全国的に平年よりも気温の低い日が続き、防寒商品が好調に推移した。チェーン全店売上高は同14.5%増(同5.6%増)、12月末時点での店舗数は814(開店4、閉店1)となった。


アクトコール<6064>:1240円(-49円)
反落。17年11月期業績の下方修正を発表している。営業利益見通しは4.24億円から3.67億円(前期は2.40億円)へと引き下げた。従来予想より増益幅が縮小する見込み。既存事業が堅調に利益を確保したものの、新規事業であるジーエルシーにおいてAI(人工知能)サービスの開発や営業活動費用の増加、COURTESYにおいて新店舗オープンに伴う開業費など、ビジネス基盤の構築に必要となる販管費が先行した。


イマジカロボ<6879>:1250円(+44円)
続伸。いちよし証券がレーティングを新規に「A」、フェアバリューを1700円としていることが買い材料視されている。メディア・ローカライゼーション事業の事業機会拡大による収益力改善、映像システム事業の成長などに注目しているもよう。メディア・ローカライゼーション事業では米国動画配信業者からの事業が拡大しているほか、日本国内や中国の動画配信業者など字幕・吹替え事業は顧客の拡大余地が大きいと考えているようだ。

《ST》

 提供:フィスコ

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