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2018年01月01日14時00分

【特集】植木靖男が斬る!戌年「有望株!」 <新春お年玉企画>

株式評論家 植木靖男

「8~9月2万6000円処へ」

●続く適温相場、当面大きな調整考えられず

 2017年相場は6年連続の陽線となった。明らかに大勢波動が大きく転換したことを示唆する。歴史的「16連騰」をみせたことも、それの証でもある。

 では、18年相場はどうなるのか。

 基本的には17年相場の延長とみてよいだろう。

 市場環境からみても、世界景気は、米国を中心とする先進国、中国に代表される新興国、いずれも景気拡大局面が18年も続こう。国内経済をみても、“官製春闘”と批判されながらも、待望の賃上げが広く波及しよう。消費への影響は大きい。

 さらに、人手不足による省力投資や老朽化した設備の更新投資もあって、設備投資は大企業のみならず中小企業にまで拡大するとみられる。輸出も世界景気拡大のもと順調に推移するとみられる。

 ともあれ、低金利、緩やかな景気拡大という株式市場にとって好ましい適温相場が続くとみられる。

 もちろん、18年は新たな不安材料も見え隠れする。北朝鮮、中東問題だ。ひょっとして“戦争”という新たなテーマが浮上するかもしれず、警戒は怠れない。

 こうした環境下で、具体的に新年の株価の絵を描くとどうなるか。

 新年1~3月は17年後半高の後始末、つまり調整は必至とみている。仮に2万3000円大台に乗せても上値は限界があろう。

 しかし、調整後は高く、その水準は17年高値より2000~3000円上値の2万6000円前後か。筆者は2024年バブル天井説を考えている。であれば、それまでは上値、下値とも切り上がるとみている。すでに16年安値からバブルに向けて助走段階に入っているとみるからだ。

 いずれにしても、昔から“戊戌で買って辰巳で売れ”との格言がある。当面大きな調整は考えられない。

●値がさから出遅れ中低位株へ

 ところで、18年の物色動向はどうみたらよいか。17年は、AIロボットIoT、半導体、自動運転などのハイテク株、つまり成長株、それも超値がさ株が主役となった。

 18年はどうか。おそらく、こうしたハイテク株は新年も主役とみてよいが、値頃でいえば、値がさ株から出遅れの中低位株へ、また中小型株から大型株へシフトしよう。17年相場の成熟期に入るからだ。

 テーマ的には、このほか、長きにわたった金利低下時代は16年に歴史的大転換をみせ、新年はよりこの傾向が鮮明になろう。また原油も大底を脱し、70ドルを目指すことになろう。新しい大国間の陣取り合戦ともいうべき宇宙競争も無視できない。

◆植木氏のお薦め「2018年ポートフォリオ10銘柄」

三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306>
ソニー <6758>
ミネベアミツミ <6479>
ビックカメラ <3048>
コマツ <6301>
富士機械製造 <6134>
三菱商事 <8058>
IHI <7013>
野村ホールディングス <8604>
ソフトバンクグループ <9984>

2017年12月28日 記


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