【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 NYダウが高値更新、日本株もサンタクロース・ラリーへ
株式評論家 富田隆弥「NYダウが高値更新、日本株もサンタクロース・ラリーへ」
◆日経平均株価は25日移動平均線(12月11日時点で5万0090円)を維持しているものの、5万1100円処を上値に足取りが重くなっている。12日のメジャーSQ(先物・オプション取引の特別清算指数算出)通過後は、調整アノマリー(経験則)のある12月後半に入るため、終値での5万円大台割れには注意したいところだ。
◆ただし注目を集めた12月9~10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、連邦準備制度理事会(FRB)が0.25%の利下げを決めた。これは事前予想通りの結果だったが、FRBが短期国債の買い入れを決めたことはサプライズとなり、金利低下を促す施策として株式市場は好感した。
◆12月11日のNYダウは4万8700ドル台に乗せ、11月12日につけた史上最高値4万8431ドルを一気に更新した。FRBのパウエル議長が市場に贈った“クリスマスプレゼント”(金利低下措置)の効果は、サンタクロース・ラリーの訪れを予感させるものとなった。こうなると、日本株の師走相場にも期待が膨らむ。
◆日経平均株価の5万円大台維持が当面のポイントとなるが、AI(人工知能)・半導体関連株は11月の高値から約6週間にわたって調整を入れており、休養は十分だ。動きの出てきたロボット関連(ロボティクス、フィジカルAI)銘柄とともにNYダウ上昇の流れに追随するなら、日経平均株価は年内にも11月4日につけた史上最高値5万2636円への挑戦が現実味を帯びるだろう。
(12月11日 記、毎週土曜日に更新)
情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
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