【特集】2017年【投資テーマ】年間ランキング <年末特別企画>
JPX日経400 <日足> 「株探」多機能チャートより
今年の株式市場は「2017年【株式市況早わかり】記録ずくめの1年、バトンは2018年へ! <年末特別企画>」でお伝えしたように記録ずくめの年となった。年前半はハイテク株、年後半は内需株が物色されました。しかし、人気を集めた投資テーマは趣が異なる面がある。短期的には政治や企業からの新しいニュース、世界情勢の緊張などで特定の投資テーマが注目されるが、長期にわたって最も注目されるのは生活環境を大きく変える技術革新や社会の構造的な変化につながる投資テーマである。
今年最もアクセス数を集めたのは、人工知能(AI)で2位以下を大きく引き離したダントツのトップとなった。年前半で1位、年後半でも2位と年間を通して人気だった。人工知能はロボットと並び、日本が直面する人口減少を逆手にとって経済成長を持続させる力を秘めており、今後10年以上注目される投資テーマだ。
2位は半導体製造装置だった。年前半に半導体製造装置関連株が人気化したことでアクセス数を伸ばした。3位は電気自動車(EV)。7月に英仏が2040年までにガソリは車やディーゼル車の販売を禁止すると表明したことでEVシフトが加速するとの見方が強まり、年後半はアクセス数が急増しトップだった。4位は北朝鮮の言動で注目された防衛関連だった。
そのほか、年後半に急速にアクセス数を伸ばしたのは、年後半3位にランクインした全固体電池や同4位のリチウムイオン電池部材・部品、同7位のリチウムイオン電池 といった蓄電池関連だ。蓄電池は従来ノートパソコンやスマートフォンが主な用途だったが、今後は自動車や太陽光発電など再生可能エネルギーの電力平準化などに用途が広がるとみられ、来年以降も注目されるだろう。
●2017年【前半】(1月~6月) ●2017年【後半】(7月~12月)
1.人工知能(AI) 1.電気自動車
2.半導体製造装置 2.人工知能(AI)
3.IoT(モノのインターネット) 3.全固体電池
4.ソーシャルゲーム 4.リチウムイオン電池部材・部品
5.防衛 5.半導体製造装置
6.情報セキュリティ 6.防衛
7.仮想通貨 7.リチウムイオン電池
8.フィンテック(金融とITを融合した技術) 8.量子コンピューター
9.自動運転車(スマートカー) 9.仮想通貨
10.バイオテクノロジー 10.ロボット
●2017年【年間】ランキング
1.人工知能(AI)
2.半導体製造装置
3.電気自動車
4.防衛
5.全固体電池
6.リチウムイオン電池部材・部品
7.IoT(モノのインターネット)
8.ソーシャルゲーム
9.仮想通貨
10.ロボット
11.情報セキュリティ
12.リチウムイオン電池
13.自動運転車(スマートカー)
14.JPX日経400
15.量子コンピューター
16.人材派遣
17.フィンテック(金融とITを融合した技術)
18.バイオテクノロジー
19.TOPIXコア30
20.カジノ
21.有機EL部材・部品
22.有機EL製造装置
23.5G(第5世代移動通信システム)
24.円高メリット(円安デメリット)
25.半導体
26.スマホゲーム
27.ICタグ(電子タグ)
28.電線地中化(無電柱化)
29.ドライブレコーダー
30.リチウムイオン電池製造装置
31.ドローン(無人飛行機)
32.サイバーセキュリティ
33.ビッグデータ
34.VR(仮想現実)
35.インバウンド(訪日外国人)
36.セルロースナノファイバー(CNF)
37.FA(ファクトリーオートメーション)
38.再生医療
39.東京オリンピック(東京五輪)
40.選挙
41.円安メリット(円高デメリット)
42.クラウドコンピューティング
43.AIスピーカー
44.電磁波シールド
45.IT
46.マグネシウム電池
47.iPS細胞(新型万能細胞)
48.外食
49.センサー
50.介護(老人ホーム)
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