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【市況】明日の株式相場見通し=薄商いで方向感欠く展開、中小型株物色に活路

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(26日)の東京株式市場は、引き続き海外投資家の参加減少が継続することから、閑散商状のなか方向感を欠く展開となりそうだ。きょうは、日経平均株価が小幅続伸ながら、11日以来2週間ぶりに終値ベースでの年初来高値更新となった。ただ、東証1部の売買代金は、1兆5458億円と2015年12月28日以来、約2年ぶりの極端な低水準となった。

 市場参加者からは「海外投資家が不在の場合、これだけ極端に売買代金が細ってしまうことを、改めて思い知らされた。売買代金上位の主力大型株は、ほとんど値動きがみられず小動きに終始した。半面、中小型の好業績銘柄や材料株には値を飛ばすケースが目立った」との見方が出ていた。

 週明け25日の東京株式市場は、前場は売り優勢で日経平均株価はマイナス圏での推移となったものの、後場はプラス圏に切り返した。ただ、上値も重く上げ幅は限られた。日経平均株価終値は、前週末比36円42銭高の2万2939円18銭と続伸した。

 日程面では、海外自動車ディーラー向け中古自動車輸出に関連した自動車総合サービス事業を手掛けるオプティマスグループ<9268>が東証2部に新規上場する。

 このほかに、11月の消費者物価指数・家計調査・完全失業率・有効求人倍率、11月の企業向けサービス価格指数、日銀金融政策決定会合議事要旨(10月30~31日分)に注目。海外では、米10月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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