【市況】東京株式（前引け）＝小反落、市場エネルギー不足のなかやや売り優勢

　２５日前引けの日経平均株価は前週末比１４円８７銭安の２万２８８７円８９銭と小幅反落。前場の東証１部の売買高概算は５億２６７５万株、売買代金概算は７７００億４０００万円。値上がり銘柄数は７２２、対して値下がり銘柄数は１２５０、変わらずは９２銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、薄商いのなかでやや売りに押される展開となった。前週末の欧米株市場が総じて軟調に推移したことを受け、いったん利益を確定しようとする動きが表面化した。クリスマス休暇に伴い海外投資家の参戦が見込めず、市場エネルギーも低調。前場の東証１部の売買代金は７７００億円と１兆円を大きく下回った。ただ、閑散に売りなしで日経平均は下値に対しても底堅さを発揮している。

　個別ではニトリホールディングス<9843>に売りがかさみ、売買代金を大きく膨らませながら大幅安。ＧＭＯインターネット<9449>も安い。ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>なども軟調。日本郵船<9101>も下げた。半面、キヤノン<7751>が堅調、エーザイ<4523>も反発。ジーンズメイト<7448>が急伸、飛島建設<1805>、シグマクシス<6088>も物色人気に。木村化工機<6378>、日本トムソン<6480>も高い。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）