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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):SUBARU、テセック、チタン工

SUBARU <日足> 「株探」多機能チャートより
■Jエレベータ <6544>  1,937円  +13 円 (+0.7%)  本日終値
 ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>が高い。午後0時30分ごろ、エレベーターの遠隔監視技術に関して米国、中国、香港で特許権を取得したと発表しており、これを好感した買いが入った。同特許は、日本で同社がが特許権を取得しているリモート遠隔監視システム「PRIME」の核となるもので、今回の海外での特許権の取得で、今後の海外展開に資することが期待されているという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

■SUBARU <7270>  3,478円  -264 円 (-7.1%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 SUBARU<7270>が大幅反落。同社は19日、12月の国内新車受注が前年同月比3割減のペースで推移していることを明らかにしており、業績への影響を警戒した売りが出た。

■ツルハホールディングス <3391>  15,270円  -930 円 (-5.7%)  本日終値  東証1部 下落率7位
 ツルハホールディングス<3391>は急落。同社は19日に18年5月期第2四半期(17年5月~11月)の連結決算を発表、同期の連結営業利益は前年同期比13%増の200億5300万円だった。ただ、18年5月通期の予想連結営業利益は前期比11%増の390億円で据え置いた。市場には、今期の同利益は410億円前後との見方があり、業績見通しが据え置かれたことが警戒され利益確定売りが膨らんだ様子だ。しかし、SMBC日興証券では19日、「見た目は下振れも、会計方針変更影響も大きく、実質的には好調持続」と指摘。投資評価の「1」を継続し、目標株価は1万4900円から1万7500円に引き上げた。「株価が下落した際は押し目買いのチャンス」と見ている。

■テセック <6337>  1,775円  +300 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 19日、テセック <6337> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の4.5億円→8.5億円に88.9%上方修正。増益率が48.5%増→2.8倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。半導体製造装置市場の成長が加速するなか、主力とする半導体検査・測定装置で車載パワーデバイス用の高付加価値品の受注が想定以上に伸びることが寄与。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の20円→40円(前期は20円)に大幅増額修正したことも支援材料となった。前日終値ベースの予想PERが23.1倍→11.1倍に急低下する一方、期末配当利回りは2.71%に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■鈴縫工業 <1846>  391円  +64 円 (+19.6%)  本日終値
 19日、鈴縫工業 <1846> [東証2]に対して同社の鈴木一良社長が代表を務めるアサヒがMBO(経営陣による買収)を実施すると発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を19.2%上回る1株390円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は12月20日から18年2月13日まで。

■チタン工業 <4098>  3,125円  +502 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 チタン工業<4098>がストップ高。この日、同社と東芝<6502>との「チタンニオブ複合酸化物電極用活物質及びそれを用いたリチウム二次電池」の特許が発行(登録日は12月1日)されたことが好材料視されたようだ。同特許は、リチウム二次電池の活物質として有用なチタンニオブ複合酸化物およびそれを用いたリチウム二次電池に関するもの。リチウム電池の負極材料として一般的なカーボン系負極ではなく、安価な固相法により電気容量が高く、サイクル容量維持率の優れたチタンニオブ複合酸化物を用いているとしている。

■NaITO <7624>  282円  +26 円 (+10.2%)  本日終値
 NaITO<7624>が急騰、新高値に買われた。企業の設備投資需要を背景に金属加工用工具などが収益に貢献、18年2月期営業利益は前期比3割増の6億5000万円と高変化を予想するが、保守的で市場では一段の上方修正が意識されている。前日の米株安で主力株が動きにくいなか、年末特有の小型材料株物色の波に乗った。

■川崎化成工業 <4117>  246円  +22 円 (+9.8%)  本日終値
 川崎化成工業<4117>が急反発。クリスマス休暇を控え海外投資家の参戦が減少し売買高も盛り上がりを欠いている。主力株の上値が必然的に重くなるなか、中小型株に投資資金が誘導されている。そのなか値幅変動率の大きい低位株は根強い人気を博している。売買単位100株統一の動きに伴う株式併合で、低位株の数自体が減っており、同社株のように200円台・1000株取引の銘柄は投機筋の物色ターゲットとなりやすい。業績実態も良好で、化学品メーカーとして市況上昇の好影響を受けている。18年3月期はウレタン樹脂原料のマキシモールなどが寄与して、営業利益段階で前期比7.6倍の3億4000万円と回復が加速する見通しだ。

■Jストリーム <4308>  553円  +49 円 (+9.7%) 一時ストップ高   本日終値
 Jストリーム<4308>が3連騰。同社は19日取引終了後、上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン」など上野動物園パンダ舎のインターネットライブ配信する「Ueno Panda Live.jp」に、専用開発の番組配信システムを提供し、これによる配信が開始されたことを発表した。これを手掛かり材料とする買いが流入した。

●ストップ高銘柄
 ヴィスコ <6698>  26,000円  +5,000 円 (+23.8%) ストップ高   本日終値
 ラクオリア創薬 <4579>  1,658円  +300 円 (+22.1%) ストップ高   本日終値
 大木ヘルス <3417>  2,385円  +400 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 RSテクノ <3445>  6,720円  +1,000 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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