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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):東海カ、SBI、パーク24

東海カ <日足> 「株探」多機能チャートより
■東海カーボン <5301>  1,306円  +173 円 (+15.3%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 東海カーボン<5301>、日本カーボン<5302>が急騰。鉄スクラップを溶解する電炉では黒鉛電極が使われるが、日本や中国などアジア地域で需要が高まるなか、国際価格が値上がりしている。東海カーボンは14日、国内向け黒鉛電極の価格改定を発表、18年4月納入分から18~24インチの製品が1トン当たり90万円に値上げしている。これが、株価を強く刺激した。また、日カーボンもこれにツレ高する格好となった。

■SBIホールディングス <8473>  2,568円  +292 円 (+12.8%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 SBIホールディングス<8473>が大幅に4日続伸。同社の仮想通貨関連事業での展開が注目されている。今月に入り、中国を中心とするアジア地域で仮想通貨関連事業を展開する「Huobi(フオビー)グループ」と資本・業務提携を発表した。また、同社傘下のSBIバーチャル・カレンシーズは9月末に仮想通貨交換業の登録を完了しており、個人投資家が仮想通貨の取引ができる専用サイト「VCTRADE」オープンへの準備を進めている。さらに、仮想通貨のマイニング(採掘)事業も展開しており、ビットコインなど仮想通貨の価格高騰が続くなか、今後の展開が注目を集めている。

■ヨシムラHD <2884>  7,220円  +760 円 (+11.8%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>が急騰、上場来高値を更新した。食品業界に特化し、事業継承などで問題を抱える中小企業を買収・支援するビジネスを展開。16年3月に株式公開しIPO当時の公開価格(880円)から株価は8倍強に跳ね上がった。同社の18年2月期の連結営業利益は前期比32%増の6億4800万円が計画されているが、この日発売の会社四季報では今期の同利益は7億円と予想されており、業績の増額修正期待が膨らんだ格好だ。

■OSJBHD <5912>  357円  +23 円 (+6.9%)  本日終値
 14日、OSJBホールディングス <5912> が決算を発表。18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比29.2%増の13.7億円に伸びたことが買い材料視された。同社は子会社オリエンタル白石における不適切取引の判明により決算発表を延期していた。上期は主力の建設事業で手持ちの橋梁工事や高速道路の補修工事などが順調に進み、大幅増益を達成した。なお、子会社の不適切取引にかかる費用などを計上し、最終利益は1.1%の減益となったが、業績に与える影響は軽微とし下方修正を行わなかったことも安心感を誘ったようだ。

■イオンファンタジー <4343>  5,030円  +260 円 (+5.5%)  本日終値
 イオンファンタジー<4343>が続伸。14日の取引終了後に発表した11月度の営業概況で、国内事業の既存店売上高が前年同月比14.3%増となり、12カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。プライズ(アミューズメント専用景品)部門、メダル部門が引き続き好調に推移した。特にイオングループで実施した「BLACK FRIDAY」に、プライズ用景品「BLACK BAG(福袋)」の展開や、メダル貸出し全店「1100円で960枚」のイベントが好評を博したことが寄与した。

■インベスターズクラウド <1435>  7,340円  +370 円 (+5.3%) 一時ストップ高   本日終値
 14日、インベスターズクラウド <1435> が12月31日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の5分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■RSテクノ <3445>  5,800円  +270 円 (+4.9%)  本日終値
 RS Technologies <3445> が7連騰し、連日で上場来高値を更新した。同社株について、資産運用世界大手、米ザ・バンク・オブ・ニューヨーク・メロン傘下のBNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパンが14日付で財務省に変更報告書(5%ルール報告書)を提出。報告書によると、BNYメロンの同社株式保有比率は5.28%→6.49%に増加したことが判明した。これを受けて需給思惑が働き買いが先行したようだ。

■東京ドーム <9681>  1,168円  +54 円 (+4.9%)  本日終値
 14日、東京ドーム <9681> が決算を発表。18年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結最終利益が前年同期比19.1%増の73.6億円に伸びて着地したことが買い材料視された。投資有価証券売却益15.8億円を計上したことに加え、原発事故に伴う受取補償金の発生や補助金収入が増加したことも最終利益を押し上げた。なお、熱海後楽園ホテルのリニューアル計画に基づく営業規模の縮小や東京ドームホテル札幌の営業終了が響き、売上高は4.7%の減収となった。

■パーク24 <4666>  2,950円  +122 円 (+4.3%)  本日終値
 14日、パーク24 <4666> が決算を発表。17年10月期の連結経常利益は前の期比4.2%減の202億円になったものの、続く18年10月期は前期比10.9%増の225億円に伸び、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期もタイムズ駐車場運営台数の拡大基調が続くほか、レンタカーやカーシェアリングの利用台数も増える。8月に買収した英国の駐車場運営会社の業績上積みも収益を押し上げる。

■パイオニア <6773>  219円  +8 円 (+3.8%)  本日終値
 パイオニア<6773>が3日ぶりに反発。同社は14日、米エヌビディアの自動運転向け人工知能(AI)車載コンピューターのオープンプラットフォーム「NVIDIA DRIVE PX」への走行空間センサー「3D-LiDAR」対応に向けて協業すると発表。改めて自動運転関連として関心が高まっているようだ。3D-LiDARは、遠方の物体までの高精度な距離の測定や物体の大きさを検出できるセンサー。同社は2020年以降の量産化を目指し、高性能で小型・軽量・低コストな3D-LiDARの開発を進めており、今年9月から国内外の自動車メーカーやICT(情報通信技術)関連企業などにサンプル供給を開始している。

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