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2017年12月11日11時40分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ソースネクス、鳥貴族、エイチーム

ソースネクス <日足> 「株探」多機能チャートより
■ソースネクスト <4344>  1,360円  +166 円 (+13.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 ソースネクスト<4344>が大幅高で3連騰、リーマン・ショック前の2007年1月につけた上場来高値1425.5円(分割修正値)更新も視野に入れている。世界的に情報セキュリティーへのニーズが高まるなか、パソコン向けパッケージソフトではウイルス対策関連で高シェアを誇る同社株への注目度が高い。ここ短期筋だけではなく継続的な実需買いが観測され、12月7日付でアセットマネジメントOneが同社の保有株を増加させたことが判明している。

■鳥貴族 <3193>  3,560円  +345 円 (+10.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 鳥貴族<3193>が急反騰。9月19日の3355円(分割修正値)を大幅に上回り、上場来高値を更新した。同社が8日取引終了後に発表した18年7月期の第1四半期(8~10月)単独決算は、売上高が81億1000万円(前年同期比16.2%増)と2ケタ増収を確保した。営業利益は3億8900万円(同2.0%減)と小幅減益だったが、出店コストの影響によるもので一時的な先行投資負担との見方で、トップラインの伸びを評価する動きが優勢となった。なお、通期業績は売上高369億3900万円(前期比25.9%増)、営業利益23億6300万円(同62.2%増)と急拡大を見込んでいる。

■エイチーム <3662>  3,220円  +288 円 (+9.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 8日、エイチーム <3662> が決算を発表。18年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益が前年同期比3.4倍の9.8億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。引っ越し比較サイトや自動車買取サイトなどの利用件数が増加し、手数料収入や成約報酬が伸びたことが寄与。エンターテインメント事業の広告宣伝費が減少したことも大幅増益の要因となった。上期計画の13.5億円に対する進捗率は72.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ポールHD <3657>  1,915円  +82 円 (+4.5%)  11:30現在
 ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス <3657> が続急伸し、年初来高値を更新した。8日に発表した18年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益が前年同期比42.0%増の20.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。ゲームソフトメーカー向け不具合検出(デバッグ)や翻訳(ローカライズ)、顧客サポートなどの業務請負が拡大したほか、プレイステーション4用ソフトやソーシャルゲームのデバッグの受注が伸びたことが寄与。ウェブサイトの違法有害情報や不正の検出を行うネットサポート事業が黒字化したことも大幅増益の要因となった。通期計画の23.8億円に対する進捗率は87.2%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。併せて、アルタライズ社と今後成長が期待される産業用ヘリコプターなどの電動無人航空機の自動制御を含むソフトウェアのテスト分野で業務提携することを明らかにしている。

■出光興産 <5019>  4,045円  +105 円 (+2.7%)  11:30現在
 出光興産<5019>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が8日付で、投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」とし、目標株価を3320円から5800円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。同証券では、7月からの石油製品平均スプレッド拡大要因は、石油製品のスポット市場での供給量の減少であると指摘。今後の石油製品供給の減少状況の継続を見込み、石油製品平均スプレッドの前提を引き上げ、18年3月期の経常利益予想を1165億円から1900億円へ、19年3月期度を同1410億円から1960億円へ、20年3月期を同1560億円から2070億円へそれそれ上方修正している。なお、今後の注目点として、昭和シェル石油<5002>との経営統合に向けた動向を挙げている。

■東京個別指導学院 <4745>  1,073円  +21 円 (+2.0%)  11:30現在
 東京個別指導学院<4745>が4日続伸。前週末8日の取引終了後に発表した11月末の在籍生徒数が前年同月比7.4%増の3万3872人となり、順調に生徒数を伸ばしていることが好感されているようだ。新規入会者数が3~11月の累計で前年同期比6.5%増の2万1336人と順調に増えたことが要因。また同社では、11月末時点の235教室から18年2月末に240教室に増やすとしており、さらなる生徒数の増加が期待されている。

■三菱UFJ <8306>  790.5円  +7.1 円 (+0.9%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は買い優勢。注目された米11月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が市場コンセンサスを上回り、12~13日のFOMCでFRBが利上げに動くことがほぼ確実視されている。こうしたなか、前週末時点で米10年債利回りは2.376%と上昇基調を続けており、金利上昇による運用環境の改善を買い材料にゴールドマン・サックスやシティグループなどの大手金融株が上昇しNYダウの最高値更新を後押しした。東京市場でも米国事業を展開する三菱UFJなどメガバンクにとって追い風環境となっている。

■オンワード <8016>  954円  +6 円 (+0.6%)  11:30現在
 8日、オンワードホールディングス <8016> が株主優待制度を変更すると発表。実質的に拡充となることからこれを好感する買いが向かったようだ。12月1日付で実施した1000株→100株の単元株数の変更に伴い、株主優待制度を見直す。新たに100株以上1000株未満の区分を追加し、自社ECサイト「ONWARD CROSSET」取扱商品の20%割引券を贈呈する。また、1000株を以上を保有する株主には現行の自社製品に加え、同20%割引券を追加で贈呈する。なお、変更は18年2月末時点の株主への優待制度から適用になる。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,287円  +2 円 (+0.2%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、日本海洋掘削<1606>など資源開発関連株が上昇しているほか、JXTGホールディングス<5020>など石油元売り企業も総じて上昇している。足もと原油市況が回復歩調にあり、前週末8日のWTI原油先物価格は67セント高の1バレル=57ドル36セントと続伸した。これを背景に8日の米株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が上昇、この流れが東京市場にも波及している。

■大林組 <1802>  1,370円  -118 円 (-7.9%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 大林組<1802>が急落。週末の複数のメディアで、リニア中央新幹線の複数の関連工事を巡って、入札で不正が行われた疑いがあるとして、同社などが家宅捜索されたと報じられており、これを嫌気した売りが出ている。2027年の開業を目指すリニア中央新幹線の建設工事では、9月末時点で契約済みの20工事のうち、大林組などでつくる共同企業体(JV)は4工事を受注している。なお、11日午前9時時点で、同件に関する会社側からの公式な発表はまだない。

■丹青社 <9743>  1,330円  -99 円 (-6.9%)  11:30現在  東証1部 下落率8位
 丹青社<9743>が大幅反落。前週末8日に発表した第3四半期累計(2~10月)連結決算が、売上高553億1600万円(前年同期比0.7%増)、営業利益34億400万円(同8.5%減)、純利益23億3300万円(同7.2%減)となり、第2四半期までの営業増益から一転して営業減益となったことが嫌気されている。引き続き市場環境が良好だったことから受注高は576億1400万円(同15.8%増)と2ケタ増となったものの、商業その他施設で案件の大型化や長期化などの影響を受けたほか、文化施設で大型案件が少なったことなどが影響して売上総利益率が低下したほか、人員増加に伴い人件費が膨らんだことが利益を圧迫した。なお、18年1月期通期業績予想は、売上高734億円(前期比3.7%増)、営業利益42億円(同6.9%増)、純利益28億5000万円(同8.5%増)の従来見通しを据え置いている。

■大豊建設 <1822>  571円  -24 円 (-4.0%)  11:30現在
 8日、大豊建設 <1822> が下請け業者との不正取引の疑いが判明したと発表したことが売り材料視された。発表によると、9月6日付で外注契約における不正な経理処理を告発する匿名の投書が内部通報窓口などに届いた。社外役員や社外有識者で構成した調査チームが調査した結果、15年10月から17年8月までの間、同社事業所で特定の協力会社に架空発注、水増し発注を行い、工事費約1億4000万円を不正に支払っていた疑義が生じているという。会社側では不正取引の全容解明や原因究明に向け、調査を進めるとしているが、会社イメージの悪化や業績への影響を懸念する売りが向かった。

■前田建設工業 <1824>  1,615円  -47 円 (-2.8%)  11:30現在
 前田建設工業<1824>、戸田建設<1860>がともに売られている。リニア中央新幹線の複数の関連工事を巡る入札不正問題で、大林組<1802>などが家宅捜索されたと報じられたことを受けて、入札で偽計業務妨害の疑いを持たれている共同企業体(JV)を構成する両社にも売りが出ているようだ。2027年の開業を目指すリニア中央新幹線の建設工事では、9月末時点で契約済みの20工事のうち、大林組などでつくる共同企業体(JV)は4工事を受注している。

■テクノマセマティカル <3787>  1,502円  +300 円 (+25.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 テクノマセマティカル<3787>がストップ高カイ気配。8日の取引終了後、世界初・世界最小のiPad/iPhoneを使用した「タリー・インカムシステム」を来年1月10日に発売すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。タリーとは、どのカメラが有効かを知らせるランプのこと。今回、同社が発売するシステムは、エンコーダとコントロールパネルで構成され、最大10台のiPad/iPhoneソフトウエアアプリに対してタリー情報をリアルタイムで伝達できるほか、既存のスイッチャからのタリー情報をGPI端子で伝達することも可能で、既存のシステムに容易に組み込むことができるのが特徴という。

■ソフトウェア・サービス <3733>  6,320円  +1,000 円 (+18.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 8日、ソフトウェア・サービス <3733> [JQ]が決算を発表。17年10月期の経常利益(非連結)は前の期比8.1%減の26.5億円になったものの、続く18年10月期は前期比50.7%増の40億円に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は主力の電子カルテシステムをはじめとする医療情報システムの受注が伸びるほか、前期から持ち越した案件なども寄与し、36.8%の大幅増収を見込む。併せて、創業50周年記念配当50円を上積みする形で、今期の年間配当は前期比50円増の125円に大幅増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

●ストップ高銘柄
 アルファクス <3814>  1,921円  +400 円 (+26.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ガーラ <4777>  419円  +80 円 (+23.6%) ストップ高   11:30現在
 理研グリーン <9992>  539円  +80 円 (+17.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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