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【特集】三栄コポ Research Memo(7):ドイツで有数の家庭用品ブランドのテーブルウェア販売事業譲受

三栄コ <日足> 「株探」多機能チャートより

■中長期の成長戦略

● 家庭用品の新ブランド「Villeroy & Boch(ビレロイ&ボッホ)」販売をスタート
三栄コーポレーション<8119>は、ドイツで有数の家庭用品ブランド「Villeroy & Boch(ビレロイ&ボッホ)」のテーブルウェア販売事業を、同ブランドの販売会社であるビレロイ&ボッホ テーブルウェア ジャパンから譲り受け、10月より事業を開始した。

ビレロイ&ボッホは、1748年に創業された陶磁器の老舗ブランドで、18 世紀マリア・テレジアの時代にオーストリア王室御用達となり、現在でもルクセンブルク大公国の王室御用達ブランドとして知られる。現在では、ドイツの技術とフランスの感性が融合したテーブルウェアが高級ホテルやレストランで採用され、日本でも多くの顧客を獲得している。衛生陶器分野では業界大手企業と協働するなど、その品質や機能性は高く評価されている。

同社は、2017年9月にWMF、Silitの総代理店契約を解消しており、替わりとなるブランドを探していた。これまで蓄積してきた知見を最大限に活用しながら、家庭用品事業のコアブランドとしてじっくり育てる方針だ。日本においては1997年に進出しており、百貨店やホテル、レストランに販路を持つ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《MH》

 提供:フィスコ

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