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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ノリタケ、ピジョン、大東建

ノリタケ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ノリタケ <5331>  5,540円  +460 円 (+9.1%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 ノリタケカンパニーリミテド<5331>が急反発。東海東京調査センターが4日付で、投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」とし、目標株価を5060円から6580円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。セラミック・マテリアル事業で、上期投入の新製品が主要取引先で採用され下期も伸びが見込まれることや、エンジニアリング事業でリチウムイオン電池の製造工程で使われる乾燥炉・焼成炉の上期受注が高水準で下期業績に寄与してくることなどを要因に、同センターでは18年3月期の営業利益予想を42億円から49億4000万円(会社予想40億円)へ上方修正。また、19年3月期は同54億6000万円を予想している。

■ピジョン <7956>  4,400円  +200 円 (+4.8%)  本日終値
 ピジョン <7956> が大幅反発し、上場来高値を更新した。4日に発表した18年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益が前年同期比24.7%増の151億円に伸びて着地したことが買い材料視された。日本や中国を中心に哺乳瓶、乳首などのベビー用品の販売が好調だったことが寄与。原価率の改善や販管費の抑制も増益に貢献した。通期計画の186億円に対する進捗率は81.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ユナイテッドアローズ <7606>  4,365円  +175 円 (+4.2%)  本日終値
 ユナイテッドアローズ<7606>が続伸。4日の取引終了後に発表した11月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比6.6%増となり、4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。気温の低下に伴いダウンコートやウールコート、ニットなどの冬物衣料に加えて、グローブやマフラーなど防寒小物の動きが目立つようになった。アイテム別では、メンズではアウターや長袖カット、パンツなどが、またウィメンズではアウターやニット、スカート、マフラーがそれぞれ好調だった。

■幸楽苑ホールディングス <7554>  1,838円  +68 円 (+3.8%)  本日終値
 幸楽苑ホールディングス<7554>に買いが先行。同社は4日取引終了後に、11月度の国内直営店売上速報値を公表。既存店売上高は前年同月比12.3%増となり、前月の伸び率(2.9%増)から拡大したことが好感されたようだ。前年実績を上回るのは3カ月連続。客数が同11.4%増と伸びたほか、客単価が同0.8%増と底堅く推移したことが寄与した。なお、全店ベースの売上高は同15.8%増となった。

■大東建託 <1878>  21,465円  +725 円 (+3.5%)  本日終値
 大東建託<1878>は後場に入って一段高で上場来高値を更新。同社は4日、11月度の月次業績速報を公表。建設事業の受注高が533億6300万円(前年同月比9.4%増)となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが買い安心感につながったようだ。また、不動産事業では入居者斡旋件数が2万686件(同10.9%増)に伸長。家賃ベース入居率は、居住用と事務用をあわせ96.43%(前年同月と変わらず)となっている。

■マクニカ富士 <3132>  2,345円  +73 円 (+3.2%)  本日終値
 マクニカ・富士エレホールディングス<3132>は大幅高。同社子会社のマクニカはきょう、米カタリアヘルス社と日本国内のヘルスケア市場に向けた新しいサービスの検討を開始すると発表。両社は共同で、カタリアヘルス社が開発した人工知能(AI)搭載の対話型健康管理ロボット「Mabu(マブ)」を活用し、国内のヘルスケア関連企業などと連携しながら新サービスの提供を目指すとしている。

■良品計画 <7453>  35,900円  +950 円 (+2.7%)  本日終値
 良品計画<7453>は反発。4日の取引終了後に発表した11月度の月次概況で、直営既存店売上高が前年同月比6.6%増と、9カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。先月に続いて、冷え込みが増し安定した気候で推移したことから、冬物商品の動きが活発だった。衣服・雑貨ではヤクウール、メリノウール素材のセーターが月を通して好調だったほか、月後半にはフレンチダウンブルゾン、ウールコートなどアウター全般の売り上げが上昇した。一方、 生活雑貨では季節ファブリックや新規商品の「ポータブルアロマディフューザー」のほか、H&B(ヘルス&ビューティー)用品の「化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ」が人気化した。食品ではレトルトカレーや「食べるスープ」シリーズなど調味加工の売り上げが堅調となり、加えて「自分でつくるヘクセンハウス」などクリスマス関連の菓子が売り上げを伸ばした。

■鴻池運輸 <9025>  1,887円  +47 円 (+2.6%)  本日終値
 鴻池運輸 <9025> が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が4日付で同社の投資判断「Hold(中立)」を継続し、目標株価を1540円→1650円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、空港関連の好調持続や国際物流事業の先行投資一巡、インドの鉄道コンテナ・国際検体サービスの収益貢献などで、19年3月期からの次期中計期間は営業増益基調を予想すると報告。株価上昇のカタリストとして、空港関連の拠点・顧客拡大、M&Aの利益貢献を挙げている。

■アダストリア <2685>  2,485円  +59 円 (+2.4%)  本日終値
 アダストリア<2685>が4日ぶりに反発。4日の取引終了後に発表した11月度の国内月次売上高で、既存店売上高が前年同月比1.2%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。下旬にかけて全国的に気温が低下したことで、冬物商品の売り上げが伸長した。ブランド別ではニコアンド、スタディオクリップ、レピピアルマリオ、バビロンなどが好調で、また、アイテム別では冬物アウター、厚手のニット類、クリスマス関連雑貨、ストール類などが人気だった。なお、全店売上高は4.3%増だった。

■サカイ引越センター <9039>  5,660円  +130 円 (+2.4%)  本日終値
 サカイ引越センター<9039>は3日ぶりに反発。午前11時ごろに発表した11月度の月次売上高(速報)が、前年同月比8.1%増と12カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。関東地区と中国・四国地区が2ケタ増となったことが牽引役となり、増収率は10月の6.8%増から拡大した。

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