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【市況】明日の株式相場見通し=外部要因を警戒し買い手控え、円安進行で下値は限定的

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(5日)の東京株式市場は、トランプ米大統領とロシアとの不透明な関係を巡る「ロシアゲート」に伴う米政治の混乱懸念や、米韓合同軍事演習に関連した北朝鮮の地政学リスクへの警戒感により、引き続き積極的な買いが手控えられるなか、日経平均株価は弱含みもちあいの推移となりそうだ。ただ、2日に米上院は税制改革法案を可決していることや、東京外国為替市場で、4日夕刻に一時、1ドル=113円台前半へと円安・ドル高が進行するなどのプラス材料もあることから、下値は限定的となりそうだ。

 市場関係者からは「きょうは、外国為替市場で円安・ドル高が進行したものの、輸出関連の電機、自動車、機械、精密機器といった業種の主力銘柄に安いものが目立った。これは、ロシアゲートの先行き懸念などにより、運用リスクを回避したい外国人投資家から主力ハイテク株に売りが出るのではとの見方強まっているためだ。その半面、小売、食料品、建設、鉄鋼といった内需系の比較的出遅れていた銘柄に押し目買いが入った」との見方が出ていた。

 週明け4日の東京株式市場は、朝方こそ日経平均株価がプラスで始まったものの、その後はすぐにマイナス圏に沈む展開となり、後場に入ると下げ幅が拡大した。日経平均株価終値は前週末比111円87銭安の2万2707円16銭と4日ぶりに反落した。

 日程面では、連合の18年春季労使交渉方針決定に注目。海外では、米10月の貿易収支、米11月のISM非製造業景況指数、EU財務相理事会が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2017年12月04日 19時26分

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