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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:パソナG、シャープ、ベル24HD

パソナG <日足> 「株探」多機能チャートより
■パソナグループ <2168>  1,940円  +212 円 (+12.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 パソナグループ <2168> が急反騰し、年初来高値を更新した。1日、厚生労働省が10月の有効求人倍率を発表。季節調整後の値は前月を0.03ポイント上回る1.55倍と4ヵ月ぶりに上昇した。これを受け、人材サービス関連株に業績拡大を期待する買いが改めて向かっている。同社のほか、人材派遣や請負を手掛けるnms <2162> [JQ]、WDBホールディングス <2475> 、ワールドホールディングス <2429> 、アビスト <6087> 、求人サイトを運営するキャリアデザインセンター <2410> 、ディップ <2379> なども買い先行の展開となっている。

■シャープ <6753>  3,770円  +235 円 (+6.7%)  11:30現在
 11月30日、東証がシャープ <6753> [東証2]を7日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■ベル24HD <6183>  1,461円  +69 円 (+5.0%)  11:30現在
 コールセンター大手のベルシステム24ホールディングス <6183> が大幅高で8連騰、上場来高値を更新した。11月30日、凸版印刷 <7911> と資本業務提携すると発表したことが買い材料視された。資本面では、凸版印刷が主要株主の米投資会社ベインキャピタルから1057万株(発行済み株式数の14.43%)を取得し、第2位株主に浮上する。また業務面では、コンタクトセンター業務と印刷・バックオフィス業務などの両社の強みを活かした新ソリューションの提供、AI(人工知能)やRPA(ロボットを活用した業務効率化)などの新技術を活用したBPOソリューションの開発などで協業する。

■朝日インテック <7747>  7,740円  +330 円 (+4.5%)  11:30現在
 11月30日、朝日インテック <7747> [東証2]が12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■リクルート <6098>  2,676円  +29 円 (+1.1%)  11:30現在
 リクルートホールディングス<6098>やエン・ジャパン<4849>、フルキャストホールディングス<4848>など人材関連企業が高い。リクルートHDは一時、前日に比べ4%高に買われたほか、エン・ジャパンやフルキャストHDは年初来高値を更新した。この日、厚生労働省が発表した10月の有効求人倍率は1.55倍となり、前月比0.03ポイント上昇した。これは1974年1月以来、43年9カ月ぶりの高水準であり、足もとでの人手不足は一段と強まっていることが示された。これを受け、人材関連株への買い人気が膨らんでいる。

■マツキヨHD <3088>  9,380円  +100 円 (+1.1%)  11:30現在
 マツモトキヨシホールディングス<3088>がしっかり。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が11月30日付で、投資判断「ニュートラル」を継続しつつ、目標株価を7000円から8300円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。同証券では、「地方店舗を中心とした収益性改善」と「知名度の高さや都市部展開などを背景とした成長加速」を評価。収益性改善が進むなか、都市部中心にインバウンド需要の取り込みが増大しており業績は堅調に推移していることから、18年3月期営業利益予想を329億円から334億円へ、19年3月期を同351億円から365億円へ、20年3月期を同366億円から378億円へ上方修正している。

■花王 <4452>  7,510円  +72 円 (+1.0%)  11:30現在
 花王<4452>が4連騰、連日で上場来高値を更新している。SMBC日興証券が30日付で同社の投資評価を「2」から「1」に引き上げ、目標株価を5560円から9100円に大幅に引き上げた。これが株高を強く後押しする格好となった。中国などアジア市場での業績拡大が進んでいることで、内需系ディフェンシブという収益構造から外需を取り込む成長企業へ変貌を遂げていると指摘、ROE は 22年12月期に20%超を予想、PBR 面でのプレミアム評価が進むとしている。

■日本ライフライン <7575>  4,660円  -320 円 (-6.4%)  11:30現在  東証1部 下落率3位
 日本ライフライン<7575>は大幅反落。11月30日の取引終了後、野村証券を割当先とする第三者割当により新株予約権を発行すると発表しており、将来的な需給悪化を警戒した売りが出ているようだ。新株予約権の総数は4万個(潜在株式数400万株)で、発行価額は1個1352円。これにより、手取り概算で198億2408万円を調達するが、調達資金は新商品のパイプライン確保や開発生産体制の強化などに充当するという。同時に、12月31日を基準日として1対2株の株式分割を実施すると発表したが、これに対する市場の反応は限定的のようだ。投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資家が投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上および投資家層の拡大を図ることが目的としている。

■セガサミー <6460>  1,338円  -20 円 (-1.5%)  11:30現在
 セガサミーホールディングス<6460>が反落している。11月30日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を3800億円から3300億円(前期比10.1%減)へ、営業利益を200億円から130億円(同56.0%減)へ、純利益を110億円から50億円(同81.9%減)へ下方修正したことが嫌気されている。パッケージゲーム分野およびアミューズメント機器分野を中心に、エンタテインメントコンテンツ事業は営業増益を予想。一方で、9月4日に公布された「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則」を受けて、今期のパチスロ新作投入数を10タイトル(前回予想11タイトル)、パチンコ新作投入数を5タイトル(同7タイトル)に見直し、あわせてパチスロ販売台数を8万9000台(同15万8000台)、パチンコ販売台数を13万6000台(同20万3000台)として、遊技機事業の収益見通しを下方修正したことが要因としている。

■エスエルディー <3223>  1,718円  +300 円 (+21.2%) ストップ高   11:30現在
 エスエルディー <3223> [JQ]がストップ高に買われている。1日午前、ポケモン社が18年3月14日にオープンを予定するオフィシャルショップ「ポケモンセンタートウキョーDX&ポケモンカフェ」に常設するカフェ店舗のプロデュースおよび運営に係る業務を受託したと発表したことが買い材料視された。「ポケモンセンター」は人気ゲーム「ポケットモンスター」のオフィシャルショップで、オリジナルグッズの販売やイベントを実施、現在全国で11店舗を展開している。今回開設する店舗は初のカフェ併設型店舗で過去最大規模となる予定という。

■地域新聞社 <2164>  530円  +80 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在
 地域新聞社<2164>がストップ高の530円まで買われ、年初来高値を更新している。同社では新たな取り組みとして、ビジネス交流会をスタートさせたが、11月15日に開催した「船橋ビジネス交流会」が満員御礼の大盛況となったと発表しており、滑り出し順調を好材料視した買いが入っているようだ。船橋ビジネス交流会では、経営者や決裁権のある企業担当者が25人集まり、お互いのビジネスを紹介。「学びと交流の場」をコンセプトとしているため、最初の1時間で補助金を使った販促成功事例や、美容室の経営成功物語の共有などが行われたとしており、参加者からは「船橋近隣同士の店舗・企業でのビジネス交流ができるのはとても良い」という声が聞かれたという。なお、次回は半年以内に千葉市での開催を目標に準備しているという。

■アドバンRM <8769>  1,034円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在
 11月30日、東証がアドバンテッジリスクマネジメント <8769> [東証2]を7日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■神島化学工業 <4026>  1,285円  -400 円 (-23.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 神島化学工業<4026>がストップ安水準でウリ気配となっている。11月30日の取引終了後、18年4月期の単独業績予想について、売上高を233億円から218億5000万円(前期比3.4%減)へ、営業利益を15億8000万円から9億円(同37.2%減)へ、純利益を11億円から4億7000万円(同55.3%減)へ下方修正し、営業増益予想から一転して減益予想としたことが嫌気されている。建材事業で前期末に発生した詫間工場内の設備火災による一時的な影響や、非住宅の一部が伸び悩んだことに加えて、化成品事業で海外向けの拡販が予想より進捗が遅れたことなどが要因としている。

●ストップ高銘柄
 エスエルディー <3223>  1,718円  +300 円 (+21.2%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 神島化学工業 <4026>  1,285円  -400 円 (-23.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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