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【市況】米国株見通し:金融、半導体、資源関連株の動向に注目

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2625.50(-0.50) (18:25現在)
ナスダック100先物 6412.50(-7.75) (18:25現在)

18:25時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は安く推移している。また、NYダウは30ドル高程度で推移。欧州市場は小幅ではあるが全般上昇して推移している。原油先物相場は小幅に下落して推移。これらの流れを受けて、米株式市場はやや買い優勢の展開から始まろう。

28日の米株式市場は上昇。次期FRB議長に指名されているパウエルFRB理事が、公聴会で緩やかな利上げ路線の継続に言及したことで買いが先行。北朝鮮によるミサイル発射を受けてナスダックは一時下げに転じる場面もみられたが、その後急速に切り返すなど、影響は限定的だった。

北朝鮮は、米国全体を射程に入れたとするミサイル発射後、北朝鮮の核プログラムが完成したと宣言した。この報道を受けて改めて地政学リスクが警戒されやすいほか、翌日には石油輸出国機構(OPEC)総会が開催されることから、これを見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすい面もある。また、半導体関連銘柄は、需要がピークアウトしたとの見方が浮上するなか、日本の半導体関連への利益確定の流れも続いており、米半導体関連の動向も注視する必要がありそうだ。

GDP改定値(7-9月)、中古住宅販売成約指数(10月)、地区連銀経済報告(ベージュブック)が予定されており、イエレンFRB議長が上下両院合同経済委員会で証言する。強い景況感などが金融株等の押し上げ材料になりそうだが、半導体関連や資源関連が重しに。

《KK》

 提供:フィスコ

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