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【特集】ラクス Research Memo(6):2018年3月期通期は成長投資を積み増し、期初計画の利益水準に着地予想

ラクス <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

ラクス<3923>の2018年3月期通期の連結業績予想は、売上高で前期比22.7%増の6,050百万円、営業利益で同20.2%増の1,172百万円、経常利益で同20.9%増の1,176百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同14.4%増の837百万円と、期初の予想を据え置いた。

クラウド事業が好調に推移しており、売上面では上期に上振れた分があるため、いずれ売上高は上方修正されることになるだろう。売上高の第2四半期進捗率は48.2%(前年同期は47.4%)と前期よりも順調であり、ストック型の特徴から下期に伸びる。利益面では、成長加速を目指して積極的な投資を継続するため、期初の通期予想を据え置いた。上期に未消化となった人件費に関しては、足元順調な採用が進んでいる。広告費に関しては、期初計画から117百万円積み増す予定だ。IT人材事業に関して、顧客ニーズに対応するために採用を強化しており、前期比で減益の見込みである。全体として将来の成長投資を優先しつつ、期初計画の利益水準に着地させたい考えだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《TN》

 提供:フィスコ

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