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【市況】明日の株式相場見通し=日米休場を前に買い手控え、もちあい弱含みの推移に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(22日)の東京株式市場は、翌23日が日米ともに祝日に伴って株式市場が休場となるため、買い手控え姿勢が強まりそうだ。ただ、積極的に売る材料も見当たらないだけに、もちあい弱含みの推移となりそうだ。

 市場関係者からは「きょうは、連立協議決裂に伴う政局不安を抱えているにも関わらず、20日のドイツ株式市場が上昇したことへの安心感から、東京株式市場も買いが先行し、自動車、機械、電機といった輸出関連の主力銘柄に、海外投資家からとみられる買いが入った。一部で、“設備投資に積極的な企業を対象に、政府が法人税の負担を軽減する仕組みを導入する”と報じられたことも買い支援材料となった。ただ、後場後半には、株価指数先物主導の売りも出て、上昇幅は縮小した」との見方が出ていた。

 21日の東京株式市場は、前日の欧米株高や足もとの円安基調を背景に買い優勢となり、日経平均株価は一時、300円を超える上昇をみせた。日経平均株価終値は、前日比154円72銭高の2万2416円48銭と反発した。

 日程面では、9月の毎月勤労統計調査確報値、20日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(10月31日~11月1日分)、米11月の消費者態度指数確報値、米10月の耐久財受注が焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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