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2017年11月21日11時40分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ヤーマン、ソレイジア、SUMCO

ヤーマン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ヤーマン <6630>  1,585円  +236 円 (+17.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 20日、ヤーマン <6630> が18年4月期上期(5-10月)の連結経常利益を従来予想の19.6億円→33.1億円に69.0%上方修正。従来の15.4%減益予想から一転して42.9%増益見通しとなったことが買い材料視された。免税店や家電量販店といった店販部門を中心に主力の美顔器などの販売が好調だったことが寄与。原価低減やコスト削減が奏功し、採算が改善したことも利益を押し上げた。あわせて上期増額分を下回る形で、通期の同利益も36.4億円→45.7億円に25.4%上方修正。増益率が3.2%増→29.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。同時に、株主優待制度について、11月1日付で実施した1→10の株式分割後も対象は100株以上保有株主を据え置くと発表。実質拡充となる。

■ソレイジア・ファーマ <4597>  394円  +52 円 (+15.2%) 一時ストップ高   11:30現在
 ソレイジア・ファーマ<4597>が一時ストップ高の422円まで買われてた。20日の取引終了後、スウェーデンのバイオベンチャー、プレッド・ファーマ(ストックホルム市)と、プレッド社が開発するがん化学療法に伴う末梢神経障害を適応とする開発品(開発品コード「SP-04」、プレッド社商標「PledOx」)の日本、中国、韓国、台湾、香港およびマカオでの開発事業化の独占的権利を導入する契約を締結したと発表しており、パイプライン拡充を好感した買いが入っている。プレッド社は、これまでPledOxの研究開発を欧米で行っており、第2相臨床試験などの結果、FOLFOX(フォルフォックス)療法にある進行性大腸がん患者において、末梢神経障害を改善する効果、またFOLFOX療法がん治療そのものへの影響を生じさせないことなどの効果が示唆されている。現在、プレッド社は、PledOxの日本人を被験者とする第1相臨床試験を実施しており、ソレイジアはそれ以降の臨床開発を引き継ぐことになる。これに伴い、ソレイジアはプレッド社に対して契約一時金や、開発進捗および一定の売上高達成に応じたマイルストーンを93億円を上限に支払うほか、売上高に応じたロイヤルティーも支払うことになる。なお、同件による17年12月期業績予想への影響は軽微としている。

■レック <7874>  2,553円  +136 円 (+5.6%)  11:30現在
 レック<7874>が急伸。岩井コスモ証券は20日、同社株の投資評価を「B+」から「A」へ引き上げた。目標株価は3400円を継続した。第2四半期(4~9月)の連結営業利益は前年同期比27%増の20億7200万円と好調だった。激落ち洗濯槽クリーナーなど清掃用品の販売が好調だったほか、おしりふきなどベビー・キッズ用品も売り上げが拡大した。今下期はコスメ商品の投入もあり収益拡大が続く見通し。18年3月期の連結営業利益は会社予想の38億円に対して40億円(前期比9%増)、19年3月期の同利益は43億円が予想されている。

■トクヤマ <4043>  3,740円  +170 円 (+4.8%)  11:30現在
 トクヤマ<4043>が大幅高で2009年6月以来、約8年半ぶりの高値圏に浮上した。実質的には青空圏で戻り売り圧力がないうえ、足もと需給面からも信用取組が売り長で信用倍率は0.54倍と上値の軽さを暗示している。前週末には国内証券会社の投資判断引き下げを受け売りに押されたが下値は頑強で買い戻しを誘発した格好だ。半導体用シリコンが好調で収益を牽引、18年3月期営業利益360億円の会社側見通しは保守的で大幅に増額される公算が大きいとみられている。

■SUMCO <3436>  3,025円  +97 円 (+3.3%)  11:30現在
 SUMCO<3436>、信越化学工業<4063>などがいずれも反発し全体リスクオン相場に乗っている。世界的に半導体関連株への人気が続いている。米国では半導体のマーベル・テクノロジー・グループが同業のカビウムの買収を発表したことで、業界再編の思惑が関連銘柄を刺激し、前日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2001年以来の最高値を更新した。株価を先駆させた半導体製造装置から素材を手掛ける企業群にも物色資金のシフトがみられ、東京市場にもその流れが反映されている。そのなか、半導体素材であるシリコンウエハーでは信越化が世界トップシェアでSUMCOが2位に位置しており、いずれも機関投資家とみられる実需買いが流入している。

■ハーモニック <6324>  7,150円  +210 円 (+3.0%)  11:30現在
 ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>はFA関連の有力株として上昇相場に勢いがつきそうだ。同社は精密減速機で高い商品競争力を持つが、世界的な設備投資需要の拡大を背景に小型産業用ロボット向けに旺盛な需要を確保している。また、ビッグデータの普及を背景としたAI・IoT時代の到来でデータセンターの増設が進むなか、市場拡大が続く半導体製造装置向けも高水準の引き合いがある。今4~6月期に単独ベースの受注として過去最高を記録、7~9月期も前期比倍増以上の高い伸びを示している。18年3月期は本業のもうけを示す営業利益が前期比66%増の130億円予想と絶好調だが、さらに上振れする可能性もある。株価は今年7月以降、機関投資家とみられる継続的な実需買いが流入し、株価は4000円近辺から7000円水準まで大きく居どころを変えた。上場来高値圏で戻り売り圧力がなく、株式需給面でも信用取引は売り長で日証金では逆日歩がついている状況にあり、上値追い基調が続きそうだ。(銀)

■ロイヤルHD <8179>  2,952円  +81 円 (+2.8%)  11:30現在
 ロイヤルホールディングス<8179>が4日続伸。20日の取引終了後、中期経営計画を策定したと発表。最終年度である20年12月期に売上高1500億円(16年12月期1330億円)、経常利益75億円(同52億円)を目標として掲げていることが高評価されているようだ。外食事業で従来型ファミリーレストランからランチ、ディナーに特化したホスピタリティレストランへの進化を目指すほか、てんやでは既存店の安定成長と国内FC・海外ビジネスの積極展開、専門店では既存業態の選択と集中などを図るとしている。

■中外製薬 <4519>  5,660円  +150 円 (+2.7%)  11:30現在
 中外製薬<4519>が3日ぶりに反発している。20日の取引終了後、エミシズマブの第3相国際共同治験で主要評価項目を達成したと発表しており、開発の進捗への期待感から買いが入っているようだ。同治験は、血液凝固第8因子に対するインヒビター(投与された血液凝固因子を異物とみなしてつくられる抗体)を保有しない12歳以上の血友病A患者を対象に、出血抑制を目的にエミシズマブを週1回または2週に1回皮下投与した第3相国際共同治験。主要評価項目は、本剤定期投与群での非投与群に対する出血頻度の抑制であり、エミシズマブの定期投与により出血頻度の統計学的に有意な減少が確認されたとしている。

■レーザーテック <6920>  2,989円  +79 円 (+2.7%)  11:30現在
 レーザーテック<6920>が4連騰で連日の最高値更新、修正後株価で初となる3000円大台乗せを達成した。半導体向けマスク関連装置を主力に手掛け、メーカーの積極的な微細化投資需要を背景に受注を拡大、17年6月期営業利益は12%増益の49億6000万円と2ケタ伸長。18年6月期について会社側は前期比強含み横ばいの50億円を予想するが、これは研究開発投資に積極的に資金投下する計画で利益を押さえる形になるため。トップラインは前期比21%増の210億円を見込んでおり、実質的には高成長が継続するとみてよい。今期の受注は前期比で6割増と急拡大することが予想され、特に次世代半導体技術であるEUV関連装置の大口案件が中期的に収益を押し上げる。レーザー技術は量子コンピューター分野でも重要で、同関連銘柄としてもマーケットの注目度は高い。

■三井倉HD <9302>  355円  +8 円 (+2.3%)  11:30現在
 三井倉庫ホールディングス<9302>が続伸。20日の取引終了後、上場有価証券5銘柄を売却したのに伴い、第3四半期に投資有価証券売却益7億2200万円を特別利益として計上すると発表しており、これを好感した買いが入っている。投資有価証券の売却は、政策保有株式の保有意義見直しと財務体質の強化を図るのが目的。なお、18年3月期業績予想に変更はないとしている。

■ニチレイ <2871>  3,200円  +60 円 (+1.9%)  11:30現在
 ニチレイ <2871> が3日ぶりに反発している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が20日付で同社の投資判断「オーバーウエート(強気)」を継続し、目標株価を3400円→3700円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、加工食品事業と低温物流事業を両軸とした力強いトップライングロースを評価。18年3月期上期は、加工食品事業において想定外の受注増に対する一時的な供給不足などにより利益率が悪化したが、下期以降は利益率の改善の伴った業績拡大を予想している。

■TOTO <5332>  5,820円  +100 円 (+1.8%)  11:30現在
 TOTO<5332>が反発している。SMBC日興証券が20日付で投資評価「3」を継続しつつ、目標株価を4000円から4700円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。同証券では、国内リモデルについて高付加価値の新商品の販売が順調なことや、中国事業の好調、静電チャックの拡販を踏まえて新領域事業を増額修正したことなどから、18年3月期の営業利益予想を515億円から540億円へ、19年3月期を同570億円から610億円へ、20年3月期を同630億円から670億円へ上方修正しており、これが目標株価引き上げの要因。ただ、中期的な成長性や19年3月期から配当性向のメドを40%に引き上げるという株主還元姿勢については、高く評価しているが株価には織り込まれているとして、投資評価は据え置いている。

■JIG-SAW <3914>  5,550円  +60 円 (+1.1%)  11:30現在
 JIG-SAW<3914>は堅調。20日の取引終了後、自社株買いの取得枠拡大と取得期間の延長を発表しており、これを好材料視した買いが入っているようだ。9月4日に発表した今回の自社株買いでは、上限を1万2000株、または1億円としていたが、2万4000株・2億円に変更する。また、取得期間も従来は12月4日までだったが、来年3月20日までに延長する。なお、11月17日までに1万100株を取得し、取得価額の総額は5942万円に上る。

■日本電信電話 <9432>  5,818円  +52 円 (+0.9%)  11:30現在
 NTT<9432>が続伸で5800円近辺のもみ合いを上に抜ける兆しをみせている。同社は20日「量子コンピューター」を試作し、27日から利用を無償公開することを発表、これが買いを誘っている。同社は国立情報学研究所や内閣府などと共同で開発を進めてきたが、米グーグルなどの方式とは異なる国産機を実現したことで俄然マーケットの注目が集まった。量子コンピューターはこれまでのコンピューターの基本コンセプトである「01」の世界から離れ、量子力学的な重ね合わせによる極微の世界で起こる物理現象を活用して並列コンピューティングを実現させるというもので、スーパーコンピューターですら数千年も要する演算をわずか数時間もしくは数分間で完結するともいわれている。民間企業ではNTTのほか富士通<6702>もグループを挙げての「選択と集中」のなか量子コンピューター分野に積極的に取り組んでいる。きょうは、量子コンピューター関連として注目されるフィックスターズ<3687>が前日のストップ高に続き上昇、エヌエフ回路設計ブロック<6864>は16%を超える上昇をみせたほか、前日値幅制限上限まで上値を伸ばしたYKT<2693>はきょうもカイ気配のまま水準を切り上げる展開。

■トーイン <7923>  685円  +100 円 (+17.1%) ストップ高   11:30現在
 20日、トーイン <7923> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の4.41%にあたる23万株(金額で1億3455万円)を上限に、21日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は20日終値の585円)を実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■マーケットE <3135>  693円  +100 円 (+16.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 マーケットエンタープライズ<3135>がカイ気配スタートとなっている。20日の取引終了後、ヤフー<4689>が運営する「ヤフオク!」が開始した「カウマエニーク」で、ヤフーおよびブックオフコーポレーション<3313>と出張買い取りで連携したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。カウマエニークは、「買う前に(売りに)行く」をコンセプトとした買い取りサービスで、家電と洋服と本など、異なるカテゴリの商品をWebサイト経由でまとめて買い取りを依頼できるサービス。マーケットエンタは「自宅で買い取り査定ができる出張買い取り」、ブックオフは「店舗への店頭買い取り」、「宅配買い取り(自宅集荷・運送会社への持ち込み)」で連携。ユーザーのニーズに合わせた3つの買い取り方法が選択できるようにしたことで、年末の大掃除や引っ越しなど新年・新生活を迎える時や、「ヤフオク!」などに出品する時間がない、面倒と感じる人でも手軽に利用できるようにしたのが特徴としている。

■シンデン・ハイテックス <3131>  4,185円  -700 円 (-14.3%) ストップ安売り気配   11:30現在
 20日、シンデン・ハイテックス <3131> [JQ]が20万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限6万9000株の第三者割当増資を実施するほか、自己株処分による19万株と既存株主による7万株の株式売り出しを発表したことが売り材料。新株発行が最大で発行済み株式数の14.6%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は11月29日から12月4日までのいずれかの日に決定する。最大で約17億円の調達資金については借入金返済に充てる。

●ストップ高銘柄
 YKT <2693>  484円  +80 円 (+19.8%) ストップ高   11:30現在
 リネットJ <3556>  630円  +100 円 (+18.9%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 シンデン・ハイテックス <3131>  4,185円  -700 円 (-14.3%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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