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【市況】明日の株式相場見通し=自律反発期待で押し目買い機運、先物主導の波乱を警戒

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(14日)の東京株式市場は、きょう日経平均株価が大幅安で4日続落となったことから、自律反発を期待した押し目買い機運が強まりそうだ。日経平均株価は反発を想定している。しばらくは、変動値幅の大きい波乱展開が続きそうだが、そのなかで徐々に2万2000円台のどこかの水準で、値固めの動きとなりそうだ。

 市場関係者からは「週明けの東京株式市場は、前週末の欧米株式市場の軟調を受けて利益確定の売りが先行し、日経平均株価は軟調な推移となっていた。さらに午後2時半過ぎから、株価指数先物主導の売りが加速して、30分間で約150円幅の急落となった。これで4日間の下落幅は、合計556円に達している。ただ、企業業績の向上を背景にした株価上昇だっただけに、“深押しの懸念はなさそう”とのムードが支配的」との見方が出ていた。

 13日の東京株式市場は、日経平均株価が大幅続落となった。朝方の売り一巡後は下げ渋る場面もあったが、後場終盤になって急速に下げ幅を広げた。日経平均株価終値は、前週末比300円43銭安の2万2380円99銭と大幅安で4日続落した。

 日程面では、海外でASEANプラス日中韓首脳会議、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)首脳会議、独7~9月期のGDP、中国10月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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