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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ニチコン、グンゼ、住友商

ニチコン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ニチコン <6996>  1,579円  +141 円 (+9.8%)  本日終値
 ニチコン <6996> が急反騰し、連日で年初来高値を更新した。2日に発表した18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比2.8倍の35.4億円に急拡大し、従来予想の27億円を上回って着地したことが買い材料視された。自動車向けやインバーター・産業機器向けに主力とするアルミ電解などのコンデンサーの販売が好調だったことが寄与。円安による為替差損益の好転も大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の54億円→61億円に13.0%上方修正。増益率が13.7%増→28.4%増に拡大する見通しとなった。今期同利益の上方修正は8月に続き、2回目となる。

■グンゼ <3002>  5,620円  +440 円 (+8.5%)  本日終値
 グンゼ<3002>は大幅高で続伸し、9月19日につけた年初来高値の5380円を約2カ月ぶりに更新してきた。同社は2日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を1380億円から1400億円(前期比2.5%増)へ、営業利益を43億円から55億円(同30.8%増)へ、純利益を25億円から32億円(同3.2%増)へ上方修正した。プラスチックフィルムやエンジニアリングプラスチックスなど機能ソリューション事業が好調なことに加えて、コスト低減効果などで上期業績が予想を上回っていることが要因としている。また、業績予想の修正に伴い、従来75円を予定していた期末一括配当を80円に引き上げるとあわせて発表した。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高677億9200万円(前年同期比2.7%増)、営業利益33億7000万円(同33.9%増)、純利益25億3700万円(前年同期26億8800万円の赤字)だった。

■ミサワホーム <1722>  1,075円  +79 円 (+7.9%)  本日終値
 2日に決算を発表。「上期経常は30%増益で着地」が好感された。ミサワホーム <1722> が11月2日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比29.7%増の37.9億円に伸び、通期計画の65億円に対する進捗率は58.3%に達し、5年平均の36.7%も上回った。
  ⇒⇒ミサワホームの詳しい業績推移表を見る

■前田工繊 <7821>  2,120円  +139 円 (+7.0%)  本日終値
 2日に決算を発表。「今期経常は5%増で6期連続最高益更新へ」が好感された。前田工繊 <7821> が11月2日大引け後(15:00)に決算を発表。17年9月期の連結経常利益は前の期比10.7%増の41.9億円になり、18年9月期も前期比4.8%増の44億円に伸びを見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、7期連続増益になる。
  ⇒⇒前田工繊の詳しい業績推移表を見る

■ジョイフル本田 <3191>  3,295円  +210 円 (+6.8%)  本日終値
 2日に決算を発表。「7-9月期(1Q)経常は13%増益で着地、上期配当を24円実施」が好感された。ジョイフル本田 <3191> が11月2日大引け後(15:00)に決算を発表。18年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比13.5%増の17.4億円に伸び、7-12月期(上期)計画の39.4億円に対する進捗率は4年平均の40.8%を上回る44.3%に達した。同時に、従来無配としていた今期の上期配当を24円(前年同期は無配)実施する方針とした。
  ⇒⇒ジョイフル本田の詳しい業績推移表を見る

■スターゼン <8043>  5,870円  +360 円 (+6.5%)  本日終値
 2日に決算を発表。「上期経常は21%増益で上振れ着地」が好感された。スターゼン <8043> が11月2日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比21.0%増の36.8億円に伸び、従来予想の31億円を上回って着地。
  ⇒⇒スターゼンの詳しい業績推移表を見る

■三井海洋開発 <6269>  2,842円  +173 円 (+6.5%)  本日終値
 2日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が73%増益で着地・7-9月期も2.2倍増益」が好感された。三井海洋開発 <6269> が11月2日大引け後(15:30)に決算を発表。17年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比73.1%増の183億円に拡大し、通期計画の250億円に対する進捗率は5年平均の54.5%を上回る73.5%に達した。
  ⇒⇒三井海洋開発の詳しい業績推移表を見る

■日信工業 <7230>  2,268円  +124 円 (+5.8%)  本日終値
 2日に決算を発表。「上期税引き前は24%増益で上振れ着地」が好感された。日信工業 <7230> が11月2日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比24.2%増の71億円に伸び、従来予想の61億円を上回って着地。
  ⇒⇒日信工業の詳しい業績推移表を見る

■日本コークス工業 <3315>  133円  +6 円 (+4.7%)  本日終値
 2日、日本コークス工業 <3315> が18年3月期の連結最終利益を従来予想の22億円→43億円に95.5%上方修正。増益率が15.4%増→2.3倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。コークス、燃料販売、総合エンジニアリングの各事業が堅調に推移する中、上期に発生した投資有価証券売却益が最終利益を大きく押し上げる。同時に発表した17年4-9月期の同利益は前年同期比5.9倍の38億円に急拡大して着地した。

■住友商事 <8053>  1,740円  +77 円 (+4.6%)  本日終値
 住友商事<8053>が後場急伸し、年初来高値を更新した。同社はこの日の午後1時30分、18年3月期の連結業績予想の修正を発表、純利益を従来予想2300億円から2800億円(前期比64%増)に増額した。資源ビジネスでの資源価格上昇や鋼管事業の市況回復が寄与するほか、非資源ビジネスでは主要ビジネスや主要事業の業績が堅調に推移している。また、中間配当と期末配当をともに従来予想から3円増の28円とし、年間配当は56円(前期比6円増)と増配を発表したことも好感された。

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