市場ニュース

戻る
 

【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 マクニカ富士、安川電、ドリコム (23日大引け後 発表分)

マクニカ富士 <日足> 「株探」多機能チャートより

 23日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 マクニカ富士 <3132>  ★今期最高益予想を22%上乗せ
 ◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の44億円→71億円に61.4%上方修正。主力の半導体事業でサーバー、ストレージ向け集積回路が拡大したうえ、車載・産業機器市場向けも伸びたことが寄与。想定以上の円安進行で為替差益が増加したことも利益を押し上げた。
  上期業績の好調に伴い、通期の同利益も110億円→134億円に21.8%上方修正。増益率が14.2%増→39.1%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 ドリコム <3793> [東証M]  ★上期経常を一転黒字に上方修正
 ◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の5000万円の赤字→5800万円の黒字に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。利益率の高い既存IPゲームアプリの課金収入が伸びたうえ、新規ゲームの開発進捗に伴う売上を計上したことも業績を押し上げた。広告宣伝費を運用状況にあわせて調整したことも黒字浮上に貢献した。

 コーセー <4922>   ★上期最高益予想を24%上乗せ
 ◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の192億円→239億円に24.5%上方修正。増益率が9.1%増→35.8%増に拡大し、従来の2期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。高付加価値のハイプレステージブランドを中心に国内販売が大きく伸びたことが寄与。中国、韓国、米国タルト社の業績好調が継続したこともを上振れに貢献した。

 トレンダーズ <6069> [東証M]  ★上期経常を2.2倍上方修正
 ◆18年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の6000万円→1億3200万円に2.2倍上方修正。増益率が20.0%増→2.6倍に拡大する見通しとなった。企業のPR支援を行う主力のマーケティング事業が好調に推移する中、経営の効率化が進んだことが利益を押し上げた。

 安川電 <6506>   ★今期経常を20%上方修正、配当を10円増額
 ◆18年2月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比99.6%増の274億円に拡大して着地。中国をはじめとする生産設備の自動化加速やスマートフォン関連の需要拡大を背景に、サーボモーターの受注が大きく伸びたことが寄与。ロボット事業の収益拡大も大幅増益に貢献した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の450億円→540億円に20.0%上方修正。今期業績の上方修正は7月に続き、2回目となる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→40円(前期は20円)に大幅増額修正した。

 東芝テック <6588>   ★上期経常を一転19%増益に上方修正
 ◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の35億円→90億円に2.6倍上方修正。従来の53.7%減益予想から一転して19.0%増益見通しとなった。POSシステムを扱う国内リテールソリューション事業を中心に好採算品の売上構成が上昇したことが寄与。円安による採算改善や為替差益の増加なども上振れ貢献した。

 鳥羽洋行 <7472> [JQ]  ★今期経常を40%上方修正
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の12億円→16.8億円に40.0%上方修正。増益率が4.1%増→45.7%増に拡大する見通しとなった。国内企業の設備投資需要の拡大を背景に、半導体製造装置向け制御機器などの販売が伸びるうえ、中国子会社の業績好調も寄与し、売上が計画を10.9%も上回ることが利益を押し上げる。
  予想PERが12.7倍→9.8倍に低下し、割安感が強まった。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均