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【通貨】来週の為替相場見通し=日米政治状況の改善で114円視野も

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 来週の外国為替市場のドル円相場は、日米政治情勢の改善を意識した堅調展開が続きそうだ。予想レンジは1ドル=113円00~114円30銭。

 この週は、日米株式市場の上昇に加え20日には米上院で予算決議案が可決されたことが好感され、ドルは113円半ばまで上昇した。来週は、米国の税制改革に対する期待の高まりと、22日の日本の衆院選の結果を踏まえた相場となる。衆院選に関しては、自民、公明の与党で300議席前後に迫るとも予想されている。この与党の勝利はアベノミクスの信任と受け止められ「市場は前向きに評価しそうだ」(アナリスト)という。相場は今月6日高値113円43銭を上抜け、今後は7月11日の114円49銭を視野に入れる展開も予想される。海外では次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長の人選が依然関心を集めそうだ。来週は25日に米9月新築住宅販売件数が発表されるほか、26日には欧州中央銀行(ECB)理事会が開催される。また、27日の米7~9月期国内総生産(GDP)への注目度は高い。


出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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