【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):GFA、メンバーズ、アルトナー
GFA <日足> 「株探」多機能チャートより
GFA<8783>が4日続伸。同社は19日取引終了後に、販売用不動産を売却したと発表。これによる業績への寄与などが期待されたようだ。売却したのは、東京都練馬区にある区分所有マンション。なお、売却先および売却金額は非公表としており、業績に与える影響については判明次第、速やかに公表するとしている。
■メンバーズ <2130> 701円 +53 円 (+8.2%) 本日終値 東証1部 上昇率4位
19日、メンバーズ <2130> が18年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益を従来予想の9000万円→1億8000万円に2.0倍上方修正ことが買い材料視された。企業のデジタルマーケティングへの投資拡大を背景に、主力のWebサイト運用サービスは好調に推移。M&Aなどで子会社が増加したほか、内製化や生産性向上の進展による労務費削減、採用進捗に遅れがあったことなどが利益押し上げの要因となった。なお、通期の税引き前利益は従来予想の6億7000万円(前期は6億5500万円)を据え置いた。
■アルトナー <2163> 1,508円 +108 円 (+7.7%) 本日終値
19日、東証がアルトナー <2163> [JQ]を26日付で東証2部に市場変更すると発表したことが買い材料。発表を受け、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。
■イトーヨーギョー <5287> 1,032円 +64 円 (+6.6%) 本日終値
イトーヨーギョー<5287>が急伸。前引け後、集計中の第2四半期累計(4~9月)単独業績について、売上高が従来予想の9億8400万円から13億6500万円(前年同期比42.8%増)へ、営業損益が7200万円の赤字から3900万円の赤字(前年同期9600万円の赤字)へ、最終損益が1600万円の赤字から2500万円の黒字(同7500万円の赤字)へ上振れたようだと発表しており、最終損益の黒字着地を好感した買いが入った。コンクリート関連事業で関東・東北地区の受注が順調で、同社製品の中でも特に付加価値の高いライン導水ブロックを中心とした道路製品が堅調に推移したことが寄与した。また、建築設備機器関連事業で、中・大型の公共事業案件を中心に受注が堅調だったことも貢献した。
■ビューティガレージ <3180> 1,868円 +89 円 (+5.0%) 本日終値
ビューティガレージ<3180>が5日ぶりに反発。同社は19日取引終了後に、子会社のタフデザインプロダクトが金属製器具・用品の製造販売を手掛ける足立製作所(新潟市)の全株式を取得し、子会社化すると発表。これによるシナジーなどが期待されたようだ。同社では、タフデザインプロダクトのデザイン力と足立製作所の金属加工技術を組み合せることによる商品開発力の向上などが期待できるとしている。なお、取得価額は非公表としており、株式譲渡実行日は11月1日を予定している。
■かわでん <6648> 2,443円 +108 円 (+4.6%) 本日終値
配電制御盤システムメーカー かわでん <6648> [JQ] が大幅反発し、年初来高値を更新した。18年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の7億円→9.3億円に32.9%上方修正したことが買い材料視された。売上が計画を上回ったうえ、第1四半期に諸手当見積差額2.3億円を計上したことが利益押し上げ要因となった。上期業績の好調に伴い、通期の同利益も14億円→16億円に14.3%上方修正。減益率が13.9%減→1.6%減に縮小する見通しとなった。
■アルファポリス <9467> 1,256円 +55 円 (+4.6%) 本日終値
アルファポリス<9467>が続伸。この日の寄り前、同社刊行の一般文芸書「居酒屋ぼったくり」が、18年春にテレビドラマ化されることが決定したと発表しており、これを契機とした関連書籍の売り上げ増などを期待した買いが入った。同作は、東京下町にひっそりと佇む居酒屋「ぼったくり」を舞台に、旨いものと人々のふれあいを描いた作品。14年5月に第1巻が発売されて以降、男女問わず幅広い年齢層に支持され、第1巻は増刷13刷、発行部数は11万部となる人気タイトルとなっている。なお、ドラマ化の告知にあわせて、きょう付で原作シリーズ最新刊の単行本およびコミックを刊行している。
■中部鋼鈑 <5461> 778円 +28 円 (+3.7%) 本日終値
中部鋼鈑<5461>が反発し年初来高値を更新した。同社は19日取引終了後に、18年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは従来の33億円から39億円(前期比26.3%増)に引き上げた。売上高予想も441億円から464億円(同27.7%増)に増額修正。主原料の鉄スクラップ価格が第2四半期累計期間に想定を下回って推移したことが主な押し上げ要因だとしている。また、同時に配当計画も上方修正。中間配を従来計画比1円増額の9円(前期実績は6円)、期末配を従来計画比2円増額の10円(同9円)とする方針を示しており、これにより年間配当は同3円増額の19円(同15円)となる。
■東京産業 <8070> 520円 +12 円 (+2.4%) 本日終値
東京産業<8070>は4日ぶり小幅反発。同社は19日取引終了後、18年3月期の第2四半期(4~9月)単体業績予想の上方修正を発表した。売上高を400億円から429億円(前年同期比9.3%減)へ、営業利益を4億5000万円から4億9000万円(同21.9%減)へ、最終利益を4億円から5億3000万円(同0.8%増)へそれぞれ増額した。16年9月に発生した台風の影響で、同社所有の事業用固定資産が毀損していたが、この毀損に伴う保険金が第2四半期会計期間に確定し受領したため、当初の予想を上回る見込みとなった。なお、通期業績予想に変更はないとしている。
●ストップ高銘柄
カワセコンピ <7851> 407円 +80 円 (+24.5%) ストップ高 本日終値
ウォンテッドリー <3991> 6,160円 +1,000 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値
カーメイト <7297> 1,016円 +150 円 (+17.3%) ストップ高 本日終値
サンユウ <5697> 1,047円 +150 円 (+16.7%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース