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【経済】カタルーニャ州の独立問題~金融市場への影響は限定的となろう、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

10/19付けの「主要通貨デイリー」では、スペイン・カタルーニャ州の独立問題の影響について考察していますのでご紹介します。

同レポートではまず、『スペイン・カタルーニャ州の独立問題を巡る不透明感が足元で強まっている。9割が独立賛成に票を投じた住民投票結果を受けても、プチデモン同州首相は独立について未だ明確な意思を示していない。これに対し、スペイン中央政府は2回目の回答期限を19日午前10時(日本時間同日午後5時)に設定(1回目は16日)。これを受け、プチデモン州首相の発言に注目が集まっている』と伝えています。

続けてレポートでは、『中央政府は住民投票を憲法違反として同州の独立に一貫して強硬な反対姿勢を示しており、独立を宣言した際には憲法に基づき同州の自治権停止等を示唆している。また、仮に独立できたとしても経済的なマイナスは無視できない。カタルーニャ州が人や物の移動の自由といったEUのメリットを独立後も享受するには、改めてEUに加盟する必要がある。その為にはEU加盟国による全会一致の承認が求められるが、スペインだけではなく独仏の反対も見込まれ、EU加盟は困難とみられる』として、カタルーニャ州の独立は容易くないと分析しています。

また、独立問題に対して金融市場ではスペインが一時反応をみせたものの、足元では落ち着きを見せていることや、その他欧州や日米では大きな反応がみられなかったことから、『今後の展開次第ではリスク回避色が強まる可能性は否定できないが、19日の回答期限が迫る中でも金融市場は冷静に受け止めており、カタルーニャ動向の影響は限定的なものにとどまりそうだ』とまとめています。

詳しくは10/19付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《DM》

 提供:フィスコ

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