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【市況】明日の株式相場見通し=3連休控え持ち高調整の売り、米9月の雇用統計を注視

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(6日)の東京株式市場は、米9月の雇用統計の発表を前にしての3連休控えとあって、持ち高調整の売りが予想され、日経平均株価は軟調な推移となりそうだ。今回の米雇用統計は、米南部を襲ったハリケーンの一過性の影響が、市場にどう受け止められるか判断が難しいとの見方が出ている。国内に関しては、3連休中に総選挙を巡る情勢が変化することも予想され、利益確定の動きが顕在化しそうだ。

 市場関係者からは「きょうの日経平均株価は小幅ながら4日続伸となったものの、東証株価指数(TOPIX)は反落し、東証1部の値下がり銘柄数は1341と、値上がり銘柄数597の2倍以上となった。また、売買代金も1兆9940億円と9月11日以来、約3週間ぶりに2兆円を割り込んだ。もし、外国為替市場で円高・ドル安が進行すれば、いったん調整場面となる可能性もある」との見方が出ていた。

 5日の東京株式市場は、前日の米株高もリスクを取る動きにつながらず、薄商いのなか日経平均株価は小動きに終始した。ただ、大引けはわずかにプラス圏で着地し、2年2カ月ぶりの高値をつけた。日経平均株価終値は、前日比1円90銭高の2万628円56銭と小幅ながら4日続伸した。

 日程面では、8月の景気動向指数、8月の毎月勤労統計速報値、日銀の「生活意識に関するアンケート調査」に注目。海外では、米9月の雇用統計、米8月の卸売売上高、ノーベル平和賞が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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