【市況】明日の株式相場見通し＝売りをこなし底堅い値運び、２５日線・７５日線がＧＣを達成

　あす（５日）の東京株式市場は、短期的な過熱感からの利益確定売り圧力は継続するものの、堅調な業績推移を背景とした主力銘柄への買い意欲が根強いことから、日経平均株価は底堅い値運びとなりそうだ。

　市場関係者からは「堅調な経済指標の発表を背景に、３日に米国の主要株価３指数が過去最高値を更新していることを好感して、きょうの日経平均株価は小幅ながら３日続伸となった。ただ、一時前日比でマイナス圏に沈む場面があるなど上値の重さも感じられる。そのなかで、テクニカル面では、２５日移動平均線と７５日移動平均線がきょうの終値でゴールデンクロス（ＧＣ）を達成した。これにより、先高期待感が一段と鮮明になってきた」としている。

　日程面では、就労移行支援、児童発達支援、放課後などデイサービスの障害福祉サービス事業のウェルビー<6556>、顧客満足度・従業員満足度の向上のためのリサーチ業務および経営コンサルティングに関する業務を手掛けるＭＳ＆Ｃｏｎｓｕｌｔｉｎｇ<6555>が東証マザーズ市場に、各種素材の精密蒸留精製の大阪油化工業<4124>が東証ジャスダック市場にそれぞれ新規上場する。

　このほかに、宮城県知事選告示、９月の輸入車販売台数に注目。海外では、米８月の貿易収支、米８月の製造業受注が焦点となる。（冨田康夫）

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）