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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):パークシャ、サカタタネ、アドテスト

パークシャ <日足> 「株探」多機能チャートより
■パークシャ <3993>  10,320円  +260 円 (+2.6%)  本日終値
 PKSHA Technology<3993>が反発。3日の取引終了後に公表された大量保有報告書でスパークス・アセットマネジメントが同社株の7.75%の株式を保有する大株主に浮上したことが注目された。同社は前月22日に東証マザーズに新規上場した、東大発の人工知能(AI)ベンチャー企業。上場初日に公開価格2400円に対し2.3倍の5480円の初値をつけ、その後も上昇を続け3日には1万1140円の高値をつけている。

■サカタのタネ <1377>  3,340円  +70 円 (+2.1%)  本日終値
 サカタのタネ<1377>が続伸。同社は3日取引終了後に、欧州統括子会社を通じて、ヨルダンのキュウリ育種会社McAVET(マカベット)社を買収したと発表。これによるグローバル体制の強化などが期待されたようだ。マカベット社はキュウリを専門とし、育種や生産、種子の販売などを行っている企業。なお、取得価額については非公表としている。

■ビジョン <9416>  2,522円  +48 円 (+1.9%)  本日終値
 ビジョン<9416>が反発。同社は3日、荷物一時預かりシェアリングサービス「ecbo cloak」を運営するecbo(東京都渋谷区)と業務提携し、「ecbo cloak」参画場所の開拓活動などを行うと発表した。提携内容は、ビジョンが運営するインバウンド観光施設「歌舞伎城」のある新宿歌舞伎町の周辺をはじめとして「ecbo cloak」参画場所の開拓に協力するほか、「ecbo cloak」利用予約者にビジョンが提供する訪日外国人向けサービスを案内する。

■ツルハホールディングス <3391>  13,520円  +170 円 (+1.3%)  本日終値
 ツルハホールディングス<3391>が6日ぶりに反発。3日の取引終了後、子会社くすりの福太郎が、同業のドラッグ・アーバン(東京都江戸川区)から都内で展開するドラッグストア3店舗を譲受することになったと発表しており、これを好材料視した買いが入った。くすりの福太郎は、千葉県と東京都内を中心に200店舗(17年9月15日現在)を展開している。今回の事業譲受により、さらなるドミナント化の推進が図られることになり、営業基盤の強化につながるとの見方が強まっているようだ。なお、連結業績への影響は軽微としている。

■アドバンテスト <6857>  2,287円  +17 円 (+0.8%)  本日終値
 アドバンテスト<6857>は6日続伸で連日の年初来高値更新。ドイツ証券は3日、同社株の投資評価を「ホールド」から「バイ」に引き上げた。目標株価は1800円から2400円に見直した。iPhoneXの発表によりハイエンドスマホの新機軸が打ち出されたが、部材調達不足のためその需要の全ては刈り取り切れない可能性が高い。その一方で、中華スマホが需要取り込みを狙い急速にラインアップ拡充を図る見通しだ。こうしたなか、中華スマホ用のSoC(System on a Chip)対応テスターの需要が拡大し、同社の業績に寄与すると予想している。

■ハイデイ日高 <7611>  3,065円  +10 円 (+0.3%)  本日終値
 ハイデイ日高<7611>はしっかり。3日の取引終了後に発表した9月度の売上高速報で、既存店売上高が前年同月比3.9%増と7カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。7月に前年同月比でマイナスに転じた客数の回復基調が続いていることに加えて、客単価も上昇を維持した。なお、全店売上高は同6.9%増だった。

■ALサービス <3085>  2,394円  +2 円 (+0.1%)  本日終値
 アークランドサービス <3085> が「かつや」直営店の月次売上速報を発表。9月の既存店売上高が前年同月比4.3%増と、6ヵ月連続で前年比プラスだったことが買い材料視された。客数が前年同月比2.9%増だったほか、客単価も同1.3%増とプラスを維持した。なお、全店売上高は出店拡大効果で同10.9%増と3ヵ月連続で2ケタ増収を達成した。今17年12月期の売上高は前期比11.7%増の260億円、連結経常利益は同10.0%増の38億円といずれも過去最高を見込んでいる。

■青森銀行 <8342>  3,480円  -360 円 (-9.4%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 3日、青森銀行 <8342> が261万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限39万株の第三者割当増資を実施するとを発表したことが売り材料。新株発行が最大で発行済み株式数の14.6%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は10月11日から17日までのいずれかの日に決定。最大で約116億円の調達資金については、貸出金などの運転資金に充てる。

■サックスバー <9990>  1,350円  -97 円 (-6.7%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 サックスバー ホールディングス<9990>が大幅続落。3日の取引終了後に発表した100%子会社で大手バッグ専門店である東京デリカの月次売上で、既存店売上高が4.0%減となり、11カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。なお、全社売上高は2.2%減となり、2カ月ぶりに前年割れとなった。

■サイバーエージェント <4751>  3,240円  -130 円 (-3.9%)  本日終値
 サイバーエージェント<4751>が大幅反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が3日付のリポートで投資判断「ニュートラル」、目標株価3400円を据え置きつつ、業績予想を下方修正しており、これを弱材料視した売りが出たようだ。同証券では、AbemaTVの広告売上高を減額修正した一方、制作費を増額修正するとともに、ゲーム事業で既存タイトルの売上高予想を減額修正しており、これに伴い18年9月期の営業利益予想を393億円から333億円へ、19年9月期を同513億円から407億円へ引き下げた。

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