【注目】★本日の【イチオシ決算】 ウィルG、特殊陶、フロイント (9月25日)
ウィルG <日足> 「株探」多機能チャートより
1)本日(9月25日)引け後に発表された決算・業績修正
● イチオシ決算
【ウィルG <6089> 】 ★上期最高益予想を45%上乗せ
◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8.5億円→12.3億円に44.7%上方修正。増益率が43.1%増→2.1倍に拡大し、従来の2期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。主力のアウトソーシング事業が順調に推移する中、買収した海外子会社の業績好調や円安効果が収益を押し上げる。取引条件の見直しや業務請負案件の受注増加に加え、インターネット・IoT分野の人材紹介需要を取り込んだことも上振れに貢献する。
● サプライズな決算発表・業績修正
ダイトーケミ <4366> [東証2] ★今期経常を36%上方修正、配当も4円増額
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の7億円→9.5億円に35.7%上方修正。減益率が35.8%減→12.9%減に縮小する見通しとなった。イメージング材料や半導体用感光性材料の販売が伸び、売上が計画を上回ることが寄与。生産経費の減少による採算改善も利益を押し上げる。
業績上振れに伴い、今期の上期配当を従来計画の3円→5円に増額し、下期配当も3円→5円に増額修正した。年間配当は10円(前期は6円)となる。
特殊陶 <5334> ★上期経常を32%上方修正
◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の254億円→335億円に31.9%上方修正。増益率が10.4%増→45.6%増に拡大する見通しとなった。前提為替レートを1ドル=105円に設定しており、想定以上に円安で推移していることが収益押し上げ要因となる。
フロイント <6312> [JQ] ★上期経常を一転53%増益・最高益に上方修正
◆18年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の6億円→10.8億円に80.0%上方修正。従来の15.3%減益予想から一転して52.5%増益を見込み、一気に5期ぶりに上期最高益を更新する見通しとなった。下期に予定していた利益率の高い造粒・コーティング装置を前倒しで販売したことが収益上振れの主因。
ニューテック <6734> [JQ] ★上期経常を一転18%増益に上方修正
◆18年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の2900万円→7200万円に2.5倍上方修正。従来の52.5%減益予想から一転して18.0%増益見通しとなった。売上は計画を若干下回るものの、販管費の削減を進めたことで採算が大きく改善した。
萩原電気 <7467> ★上期経常を2期ぶり最高益に31%上方修正
◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の12.2億円→16億円に31.1%上方修正。増益率が0.3%増→31.6%増に拡大し、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。自動車電装化の進展を背景に車載向け電子部品の販売が拡大したほか、組込機器も想定より伸びたことが寄与する。コスト削減を進めたことも利益を押し上げる。
2)9月26日の決算発表銘柄(予定)
■引け後発表
◆本決算:
<7445> ライトオン
◆第2四半期決算:
<2925> ピックルス [東2]
合計2社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
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