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【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日続伸・連日新高値、日米の金融会合を控え小動き (9月20日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  20301.33
高値  20339.37(12:30)
安値  20272.82(10:04)
大引け 20310.46(前日比 +11.08 、 +0.05% )

売買高  17億5657万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆7747億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は小幅ながら3日続伸、小動きに終始
 2.円安一服で利益確定売りも、押し目買意欲旺盛で頑強
 3.FOMCと日銀金融政策決定会合の結果待ちムード
 4.外国人参戦で売買代金は2兆7700億円と活況が続く
 5.全体指数はプラスも値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回る

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは39ドル高と8日続伸、終値ベースでの史上最高値を6日続けて更新した。FOMCを控え様子見気分が強かったものの、長期金利上昇が続き金融株が買われた。

 東京市場では売り買いが交錯する中、前日終値を挟んでの小動きに終始した。引け際にやや買いが厚くなり、日経平均株価は小幅ながら高く引けた。

 20日の東京市場は終始小動きで、プラス圏とマイナス圏を往来する展開となった。前日の米国株市場ではNYダウが6日連続の最高値更新と強調展開を続けているが、一方で為替市場では取引時間中に1ドル=111円台前半へと円高方向に振れ、主力株中心に利益確定売りを誘発した。ただ、押し買い意欲は強く、下値に対しても頑強だった。現地時間20日にFOMCの結果発表とイエレンFRB議長の会見を控えるほか、国内では21日までの日程で日銀の金融政策決定会合が開催されることから、これを見極めたいとの思惑も、売りと買いいずれの方向にも傾きにくい背景となった。日経平均の値幅はわずか66円だった。ただ、海外投資家などの参戦で東証1部の売買代金は2兆8000億円近くに達するなど、前日に続き活況。なお、日経平均はプラス圏で着地したが、全体では値下がり銘柄数のほうが多かった

 個別では、任天堂<7974>が売買代金断トツで大幅続伸となったほか、ソフトバンクグループ<9984>も前日に続き物色人気を集めた。日東電工<6988>が堅調、パナソニック<6752>もしっかり。キトー<6409>、巴工業<6309>が大きく上値を伸ばし、ジャパンベストレスキューシステム<2453>も値を飛ばした。石川製作所<6208>が高く、ジャパンディスプレイ<6740>も買い優勢だった。
 半面、ソニー<6758>が売りに押されたほか、リクルートホールディングス<6098>も軟調。岡谷電機産業<6926>が利益確定売りに安く、コナミホールディングス<9766>も値を下げた。日機装<6376>の下げも目立った。シュッピン<3179>、ヤーマン<6630>が大幅安となり、ペッパーフードサービス<3053>、ステラ ケミファ<4109>なども値を下げた。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、ファストリ <9983> 、日東電 <6988> 、京セラ <6971> 、電通 <4324> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約60円。うち37円はソフトバンク1銘柄によるもの。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄はコナミHD <9766> 、トレンド <4704> 、資生堂 <4911> 、日産化 <4021> 、武田 <4502> 。押し下げ効果は約28円。

 東証33業種のうち上昇は18業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)鉱業、(3)石油石炭製品、(4)証券商品先物、(5)建設業。一方、下落率の上位5業種は(1)医薬品、(2)電気・ガス業、(3)化学、(4)食料品、(5)繊維製品。

■個別材料株

△ホクリヨウ <1384>
 前期最高益予想を6%上乗せ。
△パレモ・HD <2778> [JQ]
 今期最終を73%上方修正、3期ぶり復配へ。
△AGS <3648>
 1→2の株式分割を実施。
△リミックス <3825> [東証2]
 「仮想通貨決済で電力料金割引」との報道。
△レントラクス <6045> [東証M]
 8月売上高は33%増。
△巴工業 <6309>
 今期経常を一転22%増益に上方修正。
△パイオニア <6773>
 デジタル地図でHERE社と資本・業務提携。
△アルゴグラフ <7595>
 九州のシステム開発会社を子会社化。
△いちよし <8624>
 未定だった上期配当は7円増配。
△アークランド <9842>
 上期経常が8%増益で着地。

▼チタン <4098>
 東証が信用規制。
▼日機装 <6376>
 三菱UFJMS証券が目標株価を850円へ引き下げ。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)キトー <6409> 、(2)JBR <2453> 、(3)AGS <3648> 、(4)石川製 <6208> 、(5)キリン堂HD <3194> 、(6)巴工業 <6309> 、(7)アークランド <9842> 、(8)ホクリヨウ <1384> 、(9)enish <3667> 、(10)Jディスプレ <6740> 。
 値下がり率上位10傑は(1)クレオス <8101> 、(2)ファストロジ <6037> 、(3)ダイニック <3551> 、(4)シュッピン <3179> 、(5)トーセ <4728> 、(6)チタン <4098> 、(7)ヤーマン <6630> 、(8)ペッパー <3053> 、(9)OKAYA <6926> 、(10)日機装 <6376> 。

【大引け】

 日経平均は前日比11.08円(0.05%)高の2万0310.46円。TOPIXは前日比0.04(0.00%)高の1667.92。出来高は概算で17億5657万株。値上がり銘柄数は854、値下がり銘柄数は1051となった。日経ジャスダック平均は3526.76円(10.16円安)。

[2017年9月20日]

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