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【特集】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株師孔明:今年もあるか暴騰!2017年度ノーベル賞関連銘柄

帝人 <日足> 「株探」多機能チャートより

※2017年9月19日20時に執筆

【株師孔明の株ブログ】にて、株式投資ブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。

投資家の諸兄姉よ、調子はいかがだろうか?日本では近年、毎年のようにノーベル賞受賞者が出ている。昨年は大隅良典氏がノーベル医学・生理学賞を受賞した。2017年も10月にノーベル賞受賞者が順次、発表される。日本人の中にも受賞候補者がおり、受賞決定時には関連銘柄への恩恵波及が期待される。

■2017年度ノーベル賞

日本では2017年も、医学・生理学賞や化学賞の受賞候補者が少なくない。医学・生理学賞では京都大学客員教授の本庶佑氏が、普及しつつあるがん免疫療法の発展に寄与したことで受賞候補者となっている。がんは日本人の主要な死因であり、本庶氏がノーベル賞を受賞すればがん治療に貢献できる銘柄に資金流入の可能性がある。化学賞でもがん治療に貢献する研究成果を挙げた前田浩氏などが候補となっている。

他にも、飯島澄男氏がカーボンナノチューブと呼ばれる軽量で硬い素材を発見したことで化学賞の受賞候補とされている。飯島氏の受賞となれば、新素材への注目度が高まるだろう。ノーベル賞受賞候補者の研究は、現在先進的とされる技術や製品の発展に貢献しているものが少なくない。日本人以外が受賞するケースでも、投資テーマがらみの研究内容が含まれていないか注視すべきと言える。

■受賞を逃した研究や過去の受賞者による研究銘柄が人気化する可能性

昨年は、オートファジー研究で大隅良典氏がノーベル医学・生理学賞を受賞し、オートファジーがらみのバイオ株に資金が流入した。オートファジーは2017年ノーベル賞受賞テーマになる可能性もあるほか、直近のノーベル賞研究関連銘柄として人気が再燃する可能性がある。他にも、リチウムイオン電池などかつてノーベル賞がらみで注目されたテーマ株の動きには注目しておきたい。

また、ノーベル賞受賞決定前から、候補者の研究がらみの銘柄に関心が集まりやすくなる。そのため、仮に受賞を逃したとしても、受賞者発表までの値動きから利益を得られる可能性がある。例えば、毎年受賞候補に挙がりながらいまだに受賞できていない村上春樹氏の関連銘柄として、書店チェーンや出版社銘柄に資金が流入することも考えられる。

■2017年度ノーベル賞関連銘柄

<3401>帝人
炭素繊維ビジネスに取り組んでいる。ノーベル賞受賞候補テーマにカーボンナノチューブの発見があることから、受賞者決定に向けて注目度の高まりが期待される。炭素繊維は軽量であり耐久性が高いため新素材として航空機や自動車など幅広い製品に採用され需要が急伸する可能性がある。

<4528>小野薬品工業
がん免疫療法に役立つオブジーボを製造している。薬価引き下げこそあったものの適用範囲が胃がんにも広がるなど需要増により業績押し上げ効果に期待できる。がん免疫療法関連の研究はノーベル医学・生理学賞の受賞候補ともなっていることから、ノーベル賞への関心が高まれば小野薬品工業にも注目が集まりやすい。

<6752>パナソニック
大手家電メーカーである。リチウムイオン電池の製造にも取り組んでおり、ノーベル賞受賞研究にリチウムイオン電池が関連すれば注目度が高まると考えられる。リチウムイオン電池は自家発電設備の増加や電気自動車の普及促進により需要増に期待できる。

その他、注目しているテーマ株については、ブログの方で綴っているので、「株師孔明の株ブログ」と検索し、目を通して頂ければ幸いである。

最新のテーマ株や注目している個別銘柄などもブログにて多数紹介中。話題の人工知能(AI)関連銘柄、カジノ関連銘柄、フィンテック関連銘柄、スパイバー関連銘柄、トランプ関連銘柄、ドローン関連銘柄、VR関連銘柄、電線地中化関連銘柄、リチウムイオン電池関連銘柄、IoT関連銘柄、ブロックチェーン関連銘柄、東京オリンピック関連銘柄、VR関連銘柄、自動運転関連銘柄、仮想通貨関連銘柄、ビットコイン関連銘柄、ドイツ総選挙関連銘柄、防衛関連銘柄、働き方改革関連銘柄、2017年の注目銘柄など。

興味をもたれた投資家の諸兄姉に目を通して頂き役立てて頂ければ幸いである。
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執筆者名:株師孔明
ブログ名:株師孔明の株ブログ
ツイッター:@kabusikoumei

《MT》

 提供:フィスコ

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