【通貨】豪ドル週間見通し:やや底堅い展開か、豪雇用統計の発表に注目
■軟調推移、4-6月期GDPは市場予想を下回る
先週の豪ドル・円は軟調推移。豪準備銀行(中央銀行)は政策金利(1.50%)を据え置きとしたが、豪ドル高への言及がみられたこと。また、4-6月期の政府消費支出拡大を受けて、上振れ期待が高まっていた4-6月期国内総生産(GDP)が市場予想を下回ったこと、7月小売売上高が横ばいとなったことから、豪ドル売りが優勢になった。取引レンジ:86円56銭-87円73銭。
■やや底堅い展開か、豪雇用統計の発表に注目
今週の豪ドル・円はやや底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)のロウ総裁が、「家計債務をさらに増やすような政策金利は、公共の利益にならない」と述べており、利下げ観測が完全に後退していることで豪ドルは売りづらい。8月雇用統計が注目される。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・14日:8月雇用統計(7月:失業率5.6%、雇用者数増減+2.79万人)
予想レンジ:86円00銭-89円00銭
《FA》
提供:フィスコ