【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(9月7日記）

　日経平均株価は、昨晩の円安により、本日の寄り付き値が上放れる公算です。

　昨日、一段安となりましたが、本日の価格が1万9500円程度か、それ以上へ位置する動きは、8月14日以降にあらわれている1万9500円以下の下値堅さが継続している可能性を示しています。

　昨日の1万9280円(8月29日の安値)割れがかなり弱い動きのため、昨日の安値以下の下値がないのであれば、目先は昨日示した弱さを払しょくするための上げ場面になると考えられます。

　9月6日の安値1万9254円が押し目底になるなら、目先は勢いの強い上昇の流れを作り、一気に1日の高値1万9735円へ接近する公算です。

現在が下降途中であり、まだ下げ余地が十分にあるなら、19500円前後が強い抵抗になって、すぐに下降を開始するはずです。


情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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