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【特集】夢展望 Research Memo(4):10代後半から30代前半の女性を対象に4つのオリジナルブランドを展開

夢展望 <日足> 「株探」多機能チャートより

■事業の概要

1. ブランド戦略及び商品戦略
会社概要の項で述べたように夢展望<3185>の中核事業はレディースファッション衣料品(靴も含む)の販売であり、対象年齢は10代後半から30代前半となっている。その事業の概要は以下のようになっている。

同社はピーク時(2014年)には15のブランドを展開し、改廃も頻繁に行っていた。詳細は後述するがこれは業績悪化の一因ともなり、現在ではテイスト別に4ブランドに集約している。4つのテイストのうち、トレンド系が全体の売上げの半分近くを占め中央部に位置している。それを挟んで左右にスウィート系とセクシー系が位置している形だ。ポイントは、スウィート系とトレンド系、及びセクシー系とトレンド系にまたがって商品を購入する層が存在する点だ。同社はここに注目し、ニッチ市場に対するブランド展開を維持しつつ、それらと親和性の高いトレンド系商品を展開・拡大させてきた。

レディースファッションのカバーする領域は現在同社が展開している衣料品や靴に限らない。前述したトレセンテの買収は、将来的にアクセサリーや下着など隣接領域への進出や事業の多角化を示唆するものと弊社ではみている。今後の推移を見守りたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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