市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):リクルート、神鋼商、ヤオコー

リクルート <日足> 「株探」多機能チャートより
■リクルート <6098>  2,345円  +169 円 (+7.8%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 リクルートホールディングス <6098> 、日本郵政 <6178> が高い。5日、日本経済新聞社が日経平均株価構成銘柄の定期入れ替えを実施すると発表。10月2日付で同社と日本郵政を新規採用し、北越紀州製紙 <3865> 、明電舎 <6508> を除外することになったことが買い材料視された。発表を受けて、日経平均連動ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、裁定取引に伴う需要発生に期待する買いが向かった。一方、除外となる北越紀州製紙と明電舎は急落した。

■神鋼商事 <8075>  3,660円  +175 円 (+5.0%)  本日終値
 神鋼商事<8075>は後場一段高で3日ぶり急反発。ただ、PER8倍、PBR0.7倍台と依然として割安水準にある。  同社が7月31日に発表した18年3月期第1四半期(4~6月)の連結営業利益は、19億7200万円(前年同期比2.5倍)と大幅増益となった。これを受けて、18年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結営業利益を21億円から33億円(前年同期比76.8%増)へ増額している。鉄鋼、鉄鋼原料、非鉄金属のセグメントを中心に、主要製品の取扱量が増加したことに加え、価格上昇の効果も寄与した。また、海外現地法人でも、主要市場である米国、中国、東南アジアの各地域の業績が堅調に推移したことも貢献した。

■ヤオコー <8279>  5,300円  +210 円 (+4.1%)  本日終値
 ヤオコー<8279>が5日ぶりに反発。大和証券が5日付で投資判断を「3」から「2」とし、目標株価を4600円から5900円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、神奈川県南部を地盤とするエイヴイグループを第1四半期に子会社化したことによる連結業績の拡大や、第1四半期で再認識した単体における競争力の高さなどを評価。また、新物流センターの稼働やITシステムの刷新などで18年度までは先行投資局面だが、それらの先行投資負担を吸収して順調な業績が続くとしており、18年3月期営業利益予想を170億円(会社予想165億円)、19年3月期を同179億円と予想している。

■ハイデイ日高 <7611>  3,120円  +95 円 (+3.1%)  本日終値
 ハイデイ日高<7611>はしっかり。5日の取引終了後に発表した8月度の売上高速報で、既存店売上高が前年同月比2.5%増と6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前月に減少した客数がプラスに転じたことが寄与した。なお、全店売上高は6.1%増だった。

■ロック・フィールド <2910>  1,956円  +49 円 (+2.6%)  本日終値
 ロック・フィールド<2910>が4日ぶりに反発。岩井コスモ証券が5日付で、投資判断を新規に「B+」とし、目標株価を2200円に設定したことが好材料視した買いが入ったようだ。第1四半期(5~7月)連結業績は、高付加価値所品が健闘したほか、既存店を中心に新店も好調に推移し、営業利益は前年同期比20.2%増の7億6600万円と会社計画を上回る着地だったと指摘。また、最高益の更新が続く業績好調と、リピート顧客の支持を得る高付加価値な総菜の成長力を評価するとしている。

■薬王堂 <3385>  2,974円  +73 円 (+2.5%)  本日終値
 薬王堂 <3385> が朝安でスタートしたがプラス圏に切り返した。同社は5日に月次営業速報を発表。8月の既存店売上高が前年同月比2.2%増だったことが買い材料視された。月次ベースでの前年比プラスは29ヵ月連続となる。客数は0.2%減少したものの、客単価は2.4%上昇した。なお、全店売上高は出店拡大が寄与し、前年実績を7.8%上回った。今18年2月期の売上高は前期比10.8%増の830億円と17期連続増収を目指している。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均