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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):橋本総業HD、扶桑薬、アセンテック

橋本総業HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■橋本総業HD <7570>  1,578円  +114 円 (+7.8%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 4日、管材や住設機器の総合商社、橋本総業ホールディングス <7570> が業績修正を発表。18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の7.6億円→9.6億円に26.3%上方修正。増益率が1.2%増→27.8%増に拡大し、10期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。建設業界全体の需要が堅調なうえ、コスト削減の進展などが収益上振れの要因となる。上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の22億円→24億円に9.1%上方修正。増益率が5.5%増→15.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■アマガサ <3070>  500円  +20 円 (+4.2%) 一時ストップ高   本日終値
 アマガサ<3070>が急反騰し一時ストップ高。4日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)連結決算が、売上高31億1700万円(前年同期比10.2%減)、営業利益3000万円(同57.9%増)、純利益900万円(前年同期収支均衡)と、大幅営業増益となったことが好感された。卸売事業で専門店向け販売が前年を大きく下回ったほか、小売事業も苦戦したことから売上高は2ケタ減収となったが、EC事業が好調に推移したほか、小売り事業で新規出店が少なかったことなどから、大幅増益を確保した。なお、18年1月期通期業績予想は、売上高61億6400万円(前期比6.2%減)、営業利益4100万円(前期7900万円の赤字)、純利益1000万円(同4億3600万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。

■扶桑薬品工業 <4538>  2,756円  +20 円 (+0.7%)  本日終値
 4日、扶桑薬品工業 <4538> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.24%にあたる20万株(金額で5億4720万円)を上限に、5日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は4日終値の2736円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■アセンテック <3565>  3,875円  -515 円 (-11.7%)  本日終値
 4日、東証と日証金がアセンテック <3565> [東証M]について5日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが売り材料。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■ティーライフ <3172>  1,404円  -186 円 (-11.7%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 ティーライフ<3172>が大幅3日続落。4日の取引終了後に発表した18年7月期の連結業績予想が、売上高79億800万円(前期比8.0%増)、営業利益4億4300万円(同7.9%減)、純利益4億600万円(同11.4%減)と営業減益を見込むことが嫌気された。主力商品の開発や拡販で増収を見込むものの、顧客基盤を固めるために積極的な広告費の投入を予定していることが利益を圧迫する。また、17年7月期にデリバティブ評価益を営業外収益として計上した反動なども減益に拍車をかけるとしている。なお、17年7月期決算は、売上高73億2000万円(前の期比1.7%増)、営業利益4億8100万円(同8.2%減)、純利益4億5800万円(同36.3%増)だった。

■AppBank <6177>  567円  -41 円 (-6.7%)  本日終値
 AppBank<6177>は6日続落。人気YouTuberのヒカルが4日から無期限で活動を休止することになったことが売りに拍車をかけたようだ。同社とヒカルは8月初旬にコラボ企画を発表し、これが株価の急騰につながった経緯があり、今回のヒカルの活動休止によるコラボ企画などへの影響が懸念されている。

■不二電機工業 <6654>  1,308円  -44 円 (-3.3%)  本日終値
 不二電機工業<6654>は続落。4日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)単独決算が、売上高18億9600万円(前年同期比0.3%増)、営業利益1億2100万円(同41.1%減)、純利益1億1500万円(同20.4%減)と4割を超える大幅減益となったことが嫌気された。海外の受変電設備向け落下式故障表示器やセマフォア表示器などが減少した一方、受変電設備向けサージアブソーバ端子台やLED表示灯などが増加したことで売上高は前年同期並みを確保したが、みなみ草津工場増築による減価償却費などの経費が増加し、減益を余儀なくされた。なお、18年1月期通期業績予想は、売上高42億円(前期比11.4%増)、営業利益2億8000万円(同36.9%減)、純利益2億100万円(同33.7%減)の従来見通しを据え置いている。

■オールアバウト <2454>  1,525円  -48 円 (-3.1%)  本日終値
 4日、オールアバウト <2454> [JQ]が5日に60万2700株の立会外分売を実施すると発表したことが売り材料視された。分売株数が発行済み株式数の4.46%となり、株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。分売価格は4日終値1573円に対し3.5%ディスカウントされた1517円。

●ストップ高銘柄
 細谷火工 <4274>  1,935円  +400 円 (+26.1%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 メタップス <6172>  3,305円  -700 円 (-17.5%) ストップ安   本日終値
 サイバーステップ <3810>  2,440円  -500 円 (-17.0%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

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