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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):日本郵政、任天堂、石川製

日本郵政 <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本郵政 <6178>  1,282円  -44 円 (-3.3%)  本日終値
 日本郵政<6178>が続落し年初来安値を更新した。2日付の日本経済新聞で「財務省は1日、9月中にも保有する日本郵政株を追加売却する方針を固めた」と報じられたこと受けて、引き続き需給面への影響を懸念する売りが出ているようだ。また、この日は麻生太郎財務相が記者会見で、同件について、「どうなるかは未定だが、引き続き状況はみていく必要がある」と語っており、否定しなかったことも売りに拍車をかけているようだ。

■任天堂 <7974>  35,900円  -880 円 (-2.4%)  本日終値
 任天堂<7974>が続落、7日ぶりに3万6000円台を割り込んだ。「ニンテンドースイッチ」は売れ行き好調で依然として品薄状態が続いているが、全般有事リスクが意識される相場で、目先利益確定の動きが強まった。

■アダストリア <2685>  2,368円  -53 円 (-2.2%)  本日終値
 アダストリア<2685>が反落。4日の取引終了後に発表した8月度の国内月次売上高で、既存店売上高が前年同月比3.3%減と3カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。ニコアンド、スタディオクリップ、ベイフロー、レピピアルマリオなどのブランドは好調だったものの、全般的に8月は上旬から中旬にかけて気温が低く、曇りや雨の不順な天候が続き、下旬は暑さが戻るなど天候に恵まれなかったことが響いたとしている。

■不二製油グループ本社 <2607>  2,957円  -53 円 (-1.8%)  本日終値
 不二製油グループ本社<2607>が3日続落。野村証券が4日付で投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、株価の上昇により競合とのPER比較で割安感が薄れたと指摘。ただ、ブラジル・ハラルド社と大豆事業を中心に同証券予想を増額修正しており、18年3月期営業利益予想を203億円から216億円(会社予想200億円)へ、19年3月期を同217億円から234億円としたことから、目標株価は3100円から3300円へ引き上げている。

■技研興業 <9764>  320円  +80 円 (+33.3%) ストップ高   本日終値
 技研興業<9764>が連日のストップ高で年初来高値を更新。北朝鮮メディアが3日、EMP(核電磁パルス)攻撃に初めて言及したことを受けてEMPへの注目が高まっているが、同社は医療施設などに向けて電磁波シールド工事を手掛けていることから、EMP対策関連として引き続き注目を集めているようだ。EMPとは、核爆弾が爆発する際に発生する強力な電波で、高高度で爆発させると、電磁気でコンピューターや電子機器などを無力化させるというもの。影響範囲も広く、仮にEMP攻撃が現実に実施されれば、国際社会に深刻な影響を与えかねないだけに、今回、北朝鮮が自らEMP攻撃の能力があると初めて主張したことで、その対策につながる銘柄に思惑的な買いが入っているようだ。

■石川製作所 <6208>  2,109円  +400 円 (+23.4%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 石川製作所<6208>が大幅高で6連騰、豊和工業<6203>も同じく6連騰で上値追いを鮮明としている。北朝鮮を巡る地政学リスクの高まりが意識されるなか、防衛関連株に位置づけられる銘柄群への投機資金の流入が続いている。また、きょうは防衛省向けに航空機エンジンなどを納入するIHI<7013>などもマドを開けて買われており、キナ臭い朝鮮半島情勢が株式市場にも反映されている。

■フライングガーデン <3317>  3,010円  +502 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 フライングガーデン<3317>がストップ高で年初来高値を更新。4日の取引終了後に発表した8月度の月次業績が前年同月比8.6%増となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。同社は北関東を地盤に郊外型レストラン「フライングガーデン」を展開。5月にテレビ番組で取り上げられたことなどにより来客数が増加しており、全店売上高も同8.6%増と5カ月連続で前年実績を上回った。

■阿波製紙 <3896>  699円  +100 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 阿波製紙<3896>がストップ高。北朝鮮メディアが3日、EMP(核電磁パルス)攻撃に初めて言及したことを受けてEMP対策へ関心が高まっており、電磁波シールドシートを手掛る同社がEMP対策関連として注目を集めているようだ。EMPとは、核爆弾が爆発する際に発生する強力な電波で、高高度で爆発させると、電磁気でコンピューターや電子機器などを無力化させる。影響範囲も広く、仮にEMP攻撃が現実に実施されれば、社会インフラに与える影響は深刻だ。今回、北朝鮮が自らEMP攻撃の能力があると初めて主張したことから、その対策につながる銘柄には注目が集まっており、同社や技研興業<9764>などには思惑的な買いが入っている。

■東邦金属 <5781>  180円  +22 円 (+13.9%)  本日終値
 東邦金属<5781>が続急伸。北朝鮮情勢が緊迫化するなか、タングステン製放射線遮蔽生地を開発した同社に、関心が高まっているようだ。同製品は、11年にグンゼ<3002>と共同で開発した。なお、この日はアゼアス<3161>も同様に放射線対策関連として買われた。

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