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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪中銀声明や4-6月期GDPなどに注目


■上昇、地政学リスク増大を警戒した豪ドル売りは縮小

先週の豪ドル・円は上昇。北朝鮮が通告なく弾道ミサイルを発射し、地政学的リスクが再び高まったことから、豪ドル売り・円買いが先行した。その後、北朝鮮をめぐる警戒感が緩和し、豪ドル売りは縮小。8月31日発表の4-6月期民間設備投資は市場予想を上回ったことから、豪ドル買い・円売りは拡大し、豪ドル・円は一時88円に接近した。取引レンジ:85円71銭-87円94銭。

■底堅い展開か、豪中銀声明や4-6月期GDPなどに注目

今週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は5日に政策金利を発表する。今回も据え置き予想だが、景気認識やインフレ見通しに前向きな見解が示されそうだ。ただ、豪ドル高に言及した場合、豪ドルは伸び悩む可能性がある。4-6月期国内総生産や7月貿易収支も材料になる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・5日:豪準備銀行が政策金利発表(1.50%に据え置き予想)
・6日:4-6月期国内総生産(GDP)(前年比予想:+1.8%、1-3月期:+1.7%)
・7日:7月小売売上高(前月比予想:+0.2%、6月:+0.3%)
・7日:7月貿易収支(予想:+9.5億豪ドル、6月:+8.56億豪ドル)

予想レンジ:87円00銭-89円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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