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【市況】今週の【JASDAQ市場】8月21日~25日『週明けは軟調も、徐々に値を戻す展開、週末には年初来高値更新も』

ジャスダック <日足> 「株探」多機能チャートより

【続落、NF回路やジャストプランニングがストップ高】21日(月)

■概況■3331.55、-2.96
21日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続落となった。値上がり数は255、値下がり数は370、変わらずは66。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。しかし、その後は買いが続かずマイナス転換。終日狭いレンジ内での推移となった。

◆注目銘柄◆
NF回路<6864>がストップ高比例配分で上昇率トップ。量子コンピューター関連として関心継続。ジャストプラ<4287>も、ストップ高比例配分。自己株式193万9954株を消却すると発表している。消却前の発行済株式総数に対する割合は31.50%に上る。将来的な自己株式の市場再放出による需給悪化懸念が無くなり、株価の支援材料となったようだ。小田原エンジニアリング<6149>は、好業績のEV関連として物色向かう。

また、朝鮮半島有事を想定した定例の指揮所演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」を開始したと伝わっており、細火工<4274>など防衛関連銘柄への物色が続いている。オールアバウト<2454>は、一時1845円まで上昇し年初来高値を更新。自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において自己株式の買付けを実施し、43万7500株を取得したと発表している。発行済株式総数の(自己株式を除く)の3.23%に相当することから、需給面の支援材料として好感された。

その他、スパンクリート<5277>、Mipox<5381>、ヒーハイスト精工<6433>、エプコ<2311
>などが上昇率上位にランクイン。


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【反発、菊水電子工業がストップ高で上昇率トップ】22日(火)

■概況■3342.89、+11.34
22日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って反発となった。値上がり数は339、値下がり数は260、変わらずは84。JASDAQ平均は前日終値水準でスタートすると、その後は上げ幅を広げる展開に。なお、買い一巡後は3342円を挟んでの推移となった。

◆注目銘柄◆
菊水電子工業<6912>がストップ高で上昇率トップ。EV関連として物色が向かったもよう。Mipox<5381>は、一部メディアで「テンバガー」候補として紹介されたことをきっかけに、前日から関心継続。ジャストプランニング<4287>は、引き続き大規模な自己株式消却を材料視。スパンクリート<5277>は、好業績に加え臨時株主総会を巡る思惑もあったもよう。

田中化学研究所<4080>は、リチウムイオン二次電池(LIB)関連として資金が向かった。三光合成<7888>は、一時393円まで急伸。8月28日付でJASDAQ(スタンダード)から東証2部へ市場変更するとの発表が材料視された。UTグループ<2146>は、野村証券の目標株価引き上げなども好感されたようだ。

その他、エプコ<2311>、博展<2173>、イメージ情報開発<3803>、アイフリーク<3845>などが上昇率上位にランクイン。


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【続伸、クリエアナブキやアサカ理研に関心】23日(水)

■概況■3353.08、+10.19
23日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続伸となった。値上がり数は375、値下がり数は226、変わらずは80。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。その後は終日狭いレンジ内での推移となった。

◆注目銘柄◆
クリエアナブキ<4336>がストップ高で上昇率トップ。割安の好業績株として関心を集めたもよう。また、中国・四国地方へのUIターン転職の支援体制を強化することが一部メディアで報じられている。アサカ理研<5724>は年初来高値を更新。ニッポン高度紙工業<3891>は、いちよし証券の目標株価引き上げが材料視された。

ぱど<4833>やパスポート<7577>などRIZAPグループ<2928>傘下の企業にも物色が見られた。一部メディアで「テンバガー」候補として紹介されたMipox<5381>も引き続き関心が継続した。

その他、サンエー化研<4234>、オールアバウト<2454>、レカム<3323>、東洋ドライルーブ<4976>などが上昇率上位にランクイン。

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【続伸、五洋インテックスがストップ高】24日(木)

■概況■3364.75、+11.67
24日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続伸となった。値上がり数は323、値下がり数は271、変わらずは85。JASDAQ平均は売り先行で取引を開始。しかし、その後すぐにプラスに切り返すと、そのままじりじりと上げ幅を広げる展開に。

◆注目銘柄◆
五洋インテックス<7519>がストップ高で上昇率トップ。東証が同社株について、本日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除している。また、日証金も同日から増担保金徴収措置を解除したことで物色が向かった。メディアリンクス<6659>もストップ高。住友電<5802>が同社と共同で、多チャンネル放送素材受信装置とトランスモジュレータを一体構造とした装置「IP-QAMエキサイタ」を開発し、ケーブルテレビ局向けに発売したとの発表が材料視された。

nms<2162>はストップ高で年初来高値更新。18年3月期の期末配当予想を従来の1株当たり5.00円から7.00円(前期は記念配当2.00円を含め7.00円)へと増額修正したことが好感された。グリムス<3150>やムトー精工<7927>は、業績期待の高まりから物色が向かったもよう。

その他、メイコー<6787>、アサカ理研<5724>、プロルート丸光<8256>、SEMITEC<6626>などが上昇率上位にランクイン。

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【続伸、メディアLや山王がストップ高】25日(金)

■概況■3379.09、+14.34
25日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均は続伸、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが反落となった。値上がり数は366、値下がり数は236、変わらずは83。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。その後上げ幅を広げたものの、10時ごろにつけた3380.45円をきょうの高値に上げ幅を縮小。なお、後場は再度じりじりと上げ幅を広げる展開に。

◆注目銘柄◆
メディアL<6659>がストップ高で上昇率トップ。アイフリーク<3845>は、来週のUUUM<3990>上場で思惑買いも向かったもよう。山王<3441>はストップ高。研究・開発を進めている発明「導電性微粒子及び導電性微粒子の製造方法」について特許を取得したとの発表が材料視された。山田コンサル<4792>は、9月30日基準日とする1株につき4株の割合で実施する株式分割についての発表が好感された。

シード平和<1739>は、大幅に3日続伸し年初来高値更新。18年6月期~20年6月期に係る中期経営計画を策定したと発表。20年6月期の業績目標は営業利益19.00億円(17年6月期実績は11.37億円)などとしている。セキュアヴェイル<3042>、テリロジー<3356>などサイバーセキュリティ関連への物色も目立った。

その他、五洋インテックス<7519>、岩塚製菓<2221>、IMV<7760>、SANTEC<6777>などが上昇率上位にランクイン。

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《DM》

 提供:フィスコ

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