【特集】ＭＲＴ Research Memo（4）：2017年3月期は増収減益。M&A関連や新規サービス導入に先行投資

■業績動向

1. 2017年3月期通期の業績概要
MRT<6034>の2017年3月期通期の連結業績は、売上収益が前期比14.9%増の1,154百万円、営業利益が同23.2%減の156百万円、税引前利益が同27.0%減の141百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同28.6%減の88百万円となり、3年連続して2ケタ増収となったが、各利益は減益となった。売上収益の増加の要因としては、第4四半期から連結化した子会社NOSWEATの売上計上及び非常勤医師紹介件数の増加による売上増が大きかった。売上総利益率が80.2%（前期比2.7ポイント減少）と依然として高い水準であり、同社のビジネスモデルの潜在的な収益性の高さを示している。税引前利益で減益となった理由としては、M&A関連費用及びIFRS（国際財務報告基準）導入費用47百万円、「医科歯科.com」Webサイトの構築費用32百万円、微量採血開発に係る先行投資（持分法適用会社）17百万円が大きかった。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　角田 秀夫）

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