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【市況】概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値上がり、中国聯通がストップ高


【ブラジル】ボベスパ指数 68634.65 -0.12%
21日のブラジル株式市場は弱含み。主要指標のボベスパ指数は前日比80.01ポイント安(-0.12%)の68634.65で取引を終えた。69068.30 まで上昇した後、一時68514.33まで下落した。

プラス圏で推移した後は終盤にマイナス圏に転落した。米国の政治混乱や欧州市場がさえない展開を示したことを受け、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、原油価格が反落したことなども資源銘柄の売り手掛かり。一方、指数の下値は限定的だった。構造改革への前進期待などが引き続き支援材料となった。

【ロシア】MICEX指数 1937.66 +0.36%
21日のロシア株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比6.95ポイント高(+0.36%)の1937.66で取引を終了した。1943.78から1932.25まで下落した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。ブレント原油価格の上昇が支援材料となり、資源銘柄を中心に買いが広がった。一方、指数の上値は重い。米国の政治混乱や欧州市場がさえない展開を示したことが指数の上値を押さえた。

【インド】SENSEX指数 31258.85 -0.84%
21日のインド株式市場は続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比265.83ポイント安(-0.84%)の31258.85、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同83.05ポイント安(-0.84%)の9754.35で取引を終えた。

買いが先行した後は売りに押され、引けにかけて下げ幅をじりじりと拡大させた。米国の政治混乱など不安定な海外環境が引き続き指数の足かせに。また、外国人投資家(FII)の売り継続も圧迫材料となった。FIIはきのう21日までに8日連続の売り越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3286.91 +0.56%
21日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比18.18ポイント高(+0.56%)の3286.91ポイントと3日続伸した。

「国有企業改革」の進展期待が強まる流れ。3大通信グループの一角、中国聯合網絡通信集団(聯通集団)が予定する「混合所有制改革」の進ちょくが手がかりとなっている。聯通集団傘下の中国聯通(600050/SH)が同改革の一環として行う第三者割当増資に関し、発行規模や発行価格が増資規定に抵触するとの指摘が上がっていたが、中国証券監督管理委員会が20日付で特別に認可した。中国聯通株は取引を再開し、寄り付きからストップ高に張り付いている。

《NH》

 提供:フィスコ

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