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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:スターマイカ、丸和運機関、デクセリ

スターマイカ <日足> 「株探」多機能チャートより
■スター・マイカ <3230>  3,090円  +227 円 (+7.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 21日、スター・マイカ <3230> が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて、発行済み株式数の4.0%にあたる40万株の自社株を消却すると発表。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は9月29日。

■丸和運輸機関 <9090>  4,745円  +300 円 (+6.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 21日、丸和運輸機関 <9090> が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■デクセリアルズ <4980>  1,410円  +75 円 (+5.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 デクセリアルズ<4980>は3日ぶりに反発している。東海東京調査センターが21日付で、投資判断「アウトパフォーム」を継続しつつ、目標株価を1800円から2000円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。スマートフォン用二次電池向け熱伝導シートや有機EL用のACF(使用例:基板とフィルムの接着)、スマホの回路基板を接続させるACF(異方性導電膜)、自動車向け反射防止フィルムなどの機能性製品の成長が期待できると評価。短期的な業績についても、第1四半期(4~6月)の経常利益は19.9億円(前年同期1.5億円)と急拡大しているほか、会社側の18年3月期通期計画に対する進捗率は31%と高く、上振れの公算が大きいと指摘。同センターでは、18年3月期の経常利益を会社計画の64億円を上回る76億円と予想。続く19年3月期は前期比3割増益の98.4億円と見込んでいる。

■ティラド <7236>  455円  +19 円 (+4.4%)  11:30現在
 ティラド <7236> が急反発し、年初来高値を更新した。株価は2008年9月以来となる500円台復帰が視野に入ってきた。日経新聞が22日付で「建設機械部品各社の2018年3月期業績に上振れ余地が出ている。建機向けの熱交換器を手掛けるティラドも中国や国内向けが好調で、4~6月期の営業利益が前年同期の2.5倍に増えた」と報じたことが買い材料視されたようだ。報道によると「18年3月期通期予想に対する進捗率は4割を超す。4~9月期予想を上方修正したものの、『下期の販売動向が不透明』として通期予想は変えなかった」という。これを受けて、通期業績予想の上方修正に期待する買いが膨らんでいる。

■KHネオケム <4189>  2,679円  +91 円 (+3.5%)  11:30現在
 KHネオケム <4189> が大幅続伸し、上場来高値を更新した。SMBC日興証券が21日付で同社の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価を3080円→3220円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、機能化学品(冷凍機油原料およびスキンケア化粧品原料)ではニッチでありながらもグローバルで成長が見込まれることに加え、基礎化学品の収益性ボトムアウトを背景にした中期的な成長ストーリーに変更はないと強調。また、懸念材料とされる生産設備増強のためのファイナンスリスクは小さいと考えている。

■日本ライフライン <7575>  4,865円  +105 円 (+2.2%)  11:30現在
 日本ライフライン<7575>が3日ぶりに反発している。同社は21日、テルモ<4543>と米ボルトンメディカル社製の胸部大動脈瘤治療用ステントグラフト「リレイ・プラス」に関する国内での独占的販売代理店契約を締結したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。同社は現在、ボルトンメディカル社との独占販売契約に基づき、国内で「リレイ・プラス」を販売している。今回の契約は、今年3月のテルモによるボルトンメディカル社の子会社化を受けたもので、現行のボルトンメディカル社との契約期間満了時である18年5月から19年3月までの期間についても、引き続き同社が「リレイ・プラス」の取り扱いを継続する。

■デンカ <4061>  698円  +15 円 (+2.2%)  11:30現在
 化学中堅のデンカ <4061> が大幅続伸し、年初来高値を更新した。株価は2007年10月以来、約9年10ヵ月ぶりに700円台復帰を果たしている。足もとの業績好調を評価する買いが続いている。7日午前に発表した18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の73.8億円に急拡大して着地。クロロプレンゴムや電子先端製品などの販売増加に加え、原材料価格の上昇に伴う値上げ効果が収益を押し上げた。これを踏まえ、上期の同利益予想を125億円→140億円に12.0%上方修正、10期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。通期業績は据え置いており、業績上振れへの期待が膨らんでいる。

■コロプラ <3668>  1,368円  +25 円 (+1.9%)  11:30現在
 コロプラ<3668>が6日続伸となっている。同社は21日、スマートフォン向けRPG「ドラゴンプロジェクト」の英語版の配信を開始したことを明らかにした。配信先はインドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスの10カ国。英語版の運用については、シンガポールのGo Gameが担当する。

■ヤマシンフィルタ <6240>  3,350円  +55 円 (+1.7%)  11:30現在
 ヤマシンフィルタ<6240>が続伸、上げ足を加速しており6連騰で最高値街道を走っている。建機や産業用フィルターの生産販売を手掛けており、中国のインフラ投資拡大を背景とした建機販売拡大の恩恵を享受している。同社は油圧ショベルの作動油回路用フィルター製品を中心に商品ラインアップを充実させ、国内外の大手建機メーカーに納入、環境規制強化の動きを強める中国向けの需要を取り込み、17年4~6月期は営業利益段階で前期比2.7倍の5億1200万円と絶好調だ。中国向けは今後も旺盛な需要が見込まれ、会社側が計画する18年3月期営業利益9億8000万円は「大幅な上振れの可能性が濃厚」(市場関係者)との見方が強まっている。また、株式需給面でも信用取組が売り長で東証信用残は10日申し込み現在で信用倍率0.78倍、ミニ踏み上げ相場の様相を呈している。

■住友金属鉱山 <5713>  1,868円  +30 円 (+1.6%)  11:30現在
 住友金属鉱山<5713>が続伸し年初来高値を更新。21日の取引終了後、燃料電池の電極用高純度酸化ニッケル粉の量産化実証設備を導入すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。同社によると、今後、燃料電池の本格的な製品化に向けて、酸化ニッケル粉の需要増加が見込まれることから、18年度前半をメドに、愛媛県新居浜市内の自社保有地内に量産化実証設備を導入するという。同社では既に、車載向け二次電池正極材料(ニッケル酸リチウム)の生産増強を実施しており、ニッケル原料の製錬から材料製造までの一貫した生産プロセスを保有することになる。

■大平洋金属 <5541>  280円  +4 円 (+1.5%)  11:30現在
 大平洋金属<5541>は3日ぶりに反発。足もとのニッケル価格の上昇を受け、同社株に買いが流入している。ロンドン金属取引所(LME)ではニッケル3カ月物が21日、1トン当たり1万1315ドルと昨年12月以来、8カ月ぶりの高値圏に上昇した。中国の景気減速懸念が後退し、インフラ投資に対する期待が膨らんでいる。さらにニッケルの主用途であるステンレス生産も好調であり、ニッケル価格には先高期待が膨らんでいる。

■スター精密 <7718>  1,800円  +20 円 (+1.1%)  11:30現在
 21日、スター精密 <7718> が18年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の17.8億円→25.4億円に42.7%上方修正。増益率が20.0%増→71.3%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。工作機械の受注が中国や欧州などで自動車向けを中心に想定以上に伸び、売上が計画を15.1%も上回ることが寄与。為替が想定より円安だったことも利益を押し上げる。上期業績の上振れに伴い、通期の同利益も従来予想の48億円→55億円に14.6%上方修正。増益率が34.0%増→53.5%増に拡大する見通しとなった。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の0.80%にあたる30万株(金額で6億円)を上限とする自社株買いを実施すると発表。これを受けて、株主還元を好感する買いも向かった。

■スクエニHD <9684>  3,905円  +5 円 (+0.1%)  11:30現在
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が反発し、年初来高値を更新している。21日に傘下のスクウェア・エニックスが、パソコン向けに「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDTION」を、18年に発売すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDTION」は、主人公の主観視点でバトルを楽しむ新機能「ファーストパーソンモード」でかつてないほどの没入体験を可能にしたのが特徴。また、これまでにプレイステーション4版やXbox One版で配信した各キャラクターのエピソードやマルチプレイが楽しめるダウンロードコンテンツや無料アップデートが収録されるなど、豊富なコンテンツも楽しめるとしている。

■富士通コンポーネント <6719>  671円  +100 円 (+17.5%) ストップ高   11:30現在
 富士通コンポーネント<6719>がストップ高カイ気配と急速人気化している。7月下旬に中間期業績予想の上方修正発表を受け上放れ、前週まで週足で6連続陽線を示現し株価の居どころを大きく変えていた。きょうは投機資金の攻勢顕著で一気に上昇加速する格好となっている。タッチパネルやリレーなどの電子部品を手掛け、高水準の需要を確保して業績に反映させているが、きょうは富士通が携帯電話事業からの撤退観測が伝わり、「選択と集中による事業構造改革の動きが、車載やIT分野向けに強い同社にはプラスに働くとの思惑が高まった」(準大手証券ストラテジスト)との見方も示されている。

■Ubicom <3937>  3,485円  +504 円 (+16.9%) ストップ高   11:30現在
 Ubicomホールディングス<3937>が急反発している。同社は21日、子会社のエーアイエスが、グローバルで医療情報データベースを調査・提供している企業(米国所在グループ)とデータ分析事業で協業を開始したと発表。これが材料視されているようだ。エーアイエスは、レセプト情報などの医療ビッグデータの点検・分析分野で実績を積み上げている企業。同社では、今回の協業により医療業界でのさまざまな観点からのデータ分析が可能になるとしている。

●ストップ高銘柄
 ジャストプランニング <4287>  1,015円  +150 円 (+17.3%) ストップ高   11:30現在
 スパンクリト <5277>  550円  +80 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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