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【注目】前週末18日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

マルコ <日足> 「株探」多機能チャートより

■マルコ <9980>  378円 (-18円、-4.6%)

 マルコ <9980> が続落。18日午前中に提出された大量保有報告書(変更報告書)で、伊藤忠商事 <8001> の保有割合が、直前の9.10%から8.09%に下がったことが判明しており、需給面への影響を警戒した売りが出たようだ。

■HIS <9603>  3,535円 (-90円、-2.5%)

 エイチ・アイ・エス <9603> が5日ぶりに反落。現地時間17日午後5時ごろ、スペインのバルセロナで車が群衆に突っ込むテロ事件があったことを受けて、旅行需要の減少を警戒した売りが出たようだ。事件は、観光客が集まるバルセロナ中心部のランブラス通りで発生し、110人以上が死傷したという。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出したとも伝わっており、テロ事件の業績への影響が懸念されている。なお、同社のほか旅行業者のKNT-CTホールディングス <9726> やJAL <9201> 、ANAホールディングス <9202> なども売られた。

■ファストリ <9983>  31,350円 (-760円、-2.4%)

 ファーストリテイリング <9983> が3日続落し年初来安値更新。8月に入って雨の日が続き、東京では40年ぶりの長雨となっていることから、足もとの売り上げに影響を及ぼすのではないかとの懸念が生じたようだ。同社の7月の国内ユニクロ既存店売上高は、気温が高く推移したことからワイヤレスブラや感動パンツなどの夏物商品の販売が好調だったが、8月は冷夏による夏物の売れ行きへの悪影響が懸念される。また、長雨は客足へも影響するため、秋物の立ち上がりも懸念されているようだ。なお、他のアパレルでは、しまむら <8227> 、アダストリア <2685> なども年初来安値を更新している。

■LIFULL <2120>  808円 (-17円、-2.1%)

 LIFULL <2120> が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が17日付で投資判断「ホールド」を継続しつつ、目標株価を910円から880円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。社名変更など一時費用が一巡する18年9月期以降は成長軌道を回復すると予想しているほか、大株主である楽天 <4755> との民泊事業展開も中期的に収益貢献すると見込んでいるが、株価は妥当水準にあると指摘している。

■三菱UFJ <8306>  679.4円 (-13.7円、-2.0%)

 三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> 、三井住友フィナンシャルグループ <8316> 、みずほフィナンシャルグループ <8411> などメガバンクが揃って売られた。17日の米国株市場ではNYダウが274ドル安と急落、地合い悪のなかでゴールドマン・サックスやJPモルガン、シティグループなど大手金融株の下げが全体の下げを助長した。米長期金利が下落しており、メガバンクにとって米国事業での利ザヤ縮小につながるとの見方がネガティブ材料となった。

※18日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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