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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):リミックス、ツバキナカ、物語コーポ

リミックス <日足> 「株探」多機能チャートより
■リミックスポイント <3825>  1,444円  +59 円 (+4.3%)  本日終値
 リミックスポイント <3825> [東証2]が全般下げ相場のなか、逆行高で8連騰。17日、子会社ビットポイントジャパンが仮想通貨交換業者の登録申請書を提出したと発表しており、これを好材料視する買いが入っているようだ。4月1日に施行された資金決済法で仮想通貨交換業に登録制が導入されたが、施行前から仮想通貨交換業を行っている事業者は、経過措置として施行日から起算して6ヵ月間は“みなし仮想通貨交換業者”として同業を営むことが認められている。ビットポイントジャパンは現在、みなし仮想通貨交換業者としてサービス提供を行っているが、内部管理態勢の拡充強化し、10日付で登録申請書を関東財務局へ提出した。

■ツバキ・ナカシマ <6464>  2,361円  +82 円 (+3.6%)  本日終値
 ツバキ・ナカシマ<6464>が反発。17日の取引終了後、17年12月期の連結業績予想について、売上高を385億円から493億円(前期比33.7%増)へ上方修正した一方、営業利益を76億円から66億5000万円(同3.9%減)へ、純利益を50億円から37億円(同20.1%減)へ下方修正したが、織り込み済みとの見方が強い。米エヌエヌ社(テネシー州)からの精密ベアリング部品(PBC)事業買収が完了したのに伴い、取得完了後のPBC事業の業績取り込みで売上高は上方修正したが、買収に伴う一時費用の発生などで利益は下方修正したという。ただ、一時費用の発生は想定されており、影響額が明らかになったことが、プラスに働いたようだ。

■物語コーポレーション <3097>  6,970円  +210 円 (+3.1%)  本日終値
 物語コーポレーション <3097> が5連騰し上場来高値を連日更新した。17日、月次売上高を発表。7月の既存店売上高が前年同月比1.7%増と5ヵ月連続でプラスとなったことが買い材料視された。7月は「焼肉きんぐ」を主力とする焼き肉部門や「丸源ラーメン」を主力とするラーメン部門が好調だった。なお、全店ベースでは前年同月比15.1%増と10ヵ月連続で2ケタ増を続けている。

■綜合警備保障 <2331>  4,730円  +80 円 (+1.7%)  本日終値
 ALSOK<2331>やアール・エス・シー<4664>など警備会社の一角が堅調。現地時間17日午後5時ごろ、スペインのバルセロナで車が群衆に突っ込むテロ事件があったこと受けて、警備需要が高まるとの思惑から買いが入ったようだ。同件は、観光客が集まるバルセロナ中心部のランブラス通りで発生し、110人以上が死傷したという。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出したとも伝えられているが、これを受けて今後は国内のイベントなどでも警備需要が高まるとの見方が強まっているようだ。

■日本板硝子 <5202>  839円  +9 円 (+1.1%)  本日終値
 日本板硝子<5202>が反発。SMBC日興証券が17日付で投資判断「1」を継続しつつ、目標株価を900円から960円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、欧州を中心とする自動車用ガラス事業の生産性の向上や高機能ガラス事業の拡販、高付加価値製品比率の上昇などで、利益回復が進んでいる点を評価。18年3月期業績は、欧州の建築用・自動車用ガラス事業を中心に高い生産性の維持によって利益率が改善し、営業利益は会社計画の360億円を上回る368億円(前回予想365億円)になると見込んでいる。

■四国化成工業 <4099>  1,473円  +15 円 (+1.0%)  本日終値
 四国化成工業<4099>は全般軟調地合いのなか続伸。このところ、全般相場が調整色を強めているなかにあって、同社の株価は、25日移動平均線を支えに上昇軌道を維持している。同社は7月26日取引終了後、18年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算を発表した。売上高は123億7700万円(前年同期比0.3%増)、営業利益は19億700万円(同14.0%増)、最終利益は14億2300万円(同14.7%増)だった。無機化成品では、ラジアルタイヤ向け原料の不溶性硫黄は、生産能力の増強を完了し、新規顧客の獲得および販売体制の確立に努めた。有機化成品の殺菌消毒剤シアヌル酸誘導品は、国内向けは順調に推移した。海外では米国の市況が軟化するなか、市場シェアと収益性の維持に努めた。ファインケミカルで、プリント配線板向けの水溶性防錆剤タフエースを主力製品とする電子化学材料は、輸出が好調に推移している。

■東京エレクトロン <8035>  15,150円  +130 円 (+0.9%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連の一角が堅調。米株安、為替の円高進行と外部環境には逆風が吹いているものの頑強ぶりが目立つ。市場では「前日発表した米アプライドマテリアルズの四半期決算が好調で、時間外取引で大幅高に買われていることから、これを手掛かりに日本の半導体装置大手にリバウンド狙いの買いが入った。スクリーンについてはみずほ証券が新たに目標株価1万円に引き上げたことも株高を誘う背景となった」(国内準大手証券)としている。

■マルコ <9980>  378円  -18 円 (-4.6%)  本日終値
 マルコ<9980>が後場下げ幅を拡大。この日午前中に提出された大量保有報告書(変更報告書)で、伊藤忠商事<8001>の保有割合が、直前の9.10%から8.09%に下がったことが判明しており、需給面への影響を警戒した売りが出ているようだ。

■エイチ・アイ・エス <9603>  3,535円  -90 円 (-2.5%)  本日終値
 エイチ・アイ・エス<9603>は反落。現地時間17日午後5時ごろ、スペインのバルセロナで車が群衆に突っ込むテロ事件があったこと受けて、旅行需要の減少を警戒した売りが出たようだ。事件は、観光客が集まるバルセロナ中心部のランブラス通りで発生し、110人以上が死傷したという。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出したとも伝わっており、テロ事件の業績への影響が懸念されている。なお、同社のほか旅行業者のKNT-CTホールディングス<9726>やJAL<9201>、ANAホールディングス<9202>なども売られた。

■ファーストリテイリング <9983>  31,350円  -760 円 (-2.4%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>が3日続落し年初来安値更新。8月に入って雨の日が続き、東京では40年ぶりの長雨となっていることから、足もとの売り上げに影響を及ぼすのではないかとの懸念が生じているようだ。同社の7月の国内ユニクロ既存店売上高は、気温が高く推移したことからワイヤレスブラや感動パンツなどの夏物商品の販売が好調だったが、8月は冷夏による夏物の売れ行きへの悪影響が懸念される。また、長雨は客足へも影響するため、秋物の立ち上がりも懸念されているようだ。なお、他のアパレルでは、しまむら<8227>、アダストリア<2685>など年初来安値を更新している。

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