【市況】東京株式（前引け）＝米株急落と円高を嫌気して続急落

　１８日前引けの日経平均株価は前日比２０１円安の１万９５０１円５３銭と続急落。前場の東証１部の売買高概算は８億５０７９万株、売買代金概算は１兆３５０億９０００万円。値上がり銘柄数は２２３、対して値下がり銘柄数は１７２３、変わらずは７７銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でＮＹダウやナスダック指数が急落したことや、外国為替市場で１ドル＝１０９円台前半まで円高が進行したことを受け、主力株をはじめ広範囲に売られた。トランプ米大統領の政権運営に対する懸念やスペイン・バルセロナでのテロの影響で地政学リスクが高まったことなどが嫌気された。東証１部全体の８５％の銘柄が下落。ただ、後場の日銀のＥＴＦ買いへの期待から押し目に買い向かう動きもみられ、売買代金は前場段階で１兆円を上回った。

　個別では任天堂<7974>が売られ、ファーストリテイリング<9983>も軟調。トヨタ自動車<7203>など自動車株も値を下げた。三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など生保株も下落した。タカキュー<8166>、ｇｕｍｉ<3903>は大幅安。半面、東京エレクトロン<8035>がしっかり、アサヒグループホールディングス<2502>も堅調。ダブル・スコープ<6619>が大幅高、ヤマシンフィルタ<6240>、ツバキ・ナカシマ<6464>も買われた。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）